TZ形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:18 UTC 版)
「ミュンヘン市電T形電車」の記事における「TZ形」の解説
2015年、シュタッドウェルケ・ミュンヘンとミュンヘン交通会社はミュンヘン市電の輸送力増強を目的にシーメンスとの間にアヴェニオ22両分の発注を実施し、2017年から製造が始まった後2018年から順次営業運転に投入されている。「TZ形」とも呼ばれているこれらの車両は前面形状が変更されているほか車体構造の見直しが行われ、T形(T1.6形)と比較して軽量化が実現している。車内についても座席の設計が変更された事により通路の拡大が行われている。また、乗降扉には利用客の安全に配慮し、開閉時に点灯するLEDライトが搭載されている。 TZ形はT形(4車体連接車)と異なり、以下の3つの編成が製造されている。これらのうち2車体・3車体連接車については前面に連結器が設置されており、将来的な連結運転(総括制御運転)にも対応している。また、4車体連接車については今後の路線延伸に向けた輸送力増強や初期の超低床電車(R形(ドイツ語版))の置き換えを目的として2019年に73両(T4.8形、2511 - )の追加発注が行われており、2021年以降順次車庫への納入が行われている。 2車体連接車9両(2701 - 2709)を導入。「T2.7形」とも呼ばれる。(2021年撮影) 3車体連接車9両(2751 - 2759)を導入。「T3.7形」とも呼ばれる。(2021年撮影) 4車体連接車4両(2501 - 2504)を導入。「T4.7形」とも呼ばれる。(2019年撮影)
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