System/360とハイブリッド回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 03:11 UTC 版)
「トランジスタ・コンピュータ」の記事における「System/360とハイブリッド回路」の解説
1964年、IBMはSystem/360を発表した。これは、以前のコンピュータを置き換えるために、統一されたアーキテクチャにより幅広い機能と価格帯をカバーするコンピュータのシリーズである。IBMは、1960年代初期の未熟なモノリシック集積回路テクノロジに企業を賭けることはせず、Solid Logic Technology (SLT)モジュールを使用してS/360シリーズを構築した。SLTは、複数の個別のトランジスタと個別のダイオード、および堆積抵抗器と相互接続を1/2インチ四方のモジュールにパッケージ化でき、従来のIBM SMSカードとほぼ同等のロジックである。ただし、モノリシック集積回路の製造とは異なり、SLTモジュールのダイオードとトランジスタは、各モジュールの組み立ての最後に個別に配置・接続された。
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