Spectre pour piano No.4とは? わかりやすく解説

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松下 真一:スペクトラ No.4

英語表記/番号出版情報
松下 真一スペクトラ No.4Spectre pour piano No.4作曲年: 1971 年  初版出版地/出版社音楽之友社 

作品解説

2011年7月 執筆者: PTNA編集部

 音楽之友社創立30周年記念委嘱により、1971年ハンブルク作曲翌年第6回日独現代音楽際で平尾はるなにより初演献辞無し同年音楽之友社より出版
 十箇の短い断片と、ほとんど沈黙による終結部(Coda)から成る演奏順序から強弱テンポ断片間の間合いアクションに至るまで、多様な偶然性」が追求され作品である。断片7の楽譜には穴(窓)が開いており、そこから下に重ねたページ(=過去あるいは未来)が覗けるようになっている断片10譜面上下反転させ、時間逆行させる形で演奏して良い断片幾つかには、理論物理学微分方程式書き込まれている。冒頭演奏される断片1は朝永振一郎多時間形式による場の量子論シュレディンガー方程式トリルトレモロ連続的に顫動する特徴的な断片6がアインシュタイン宇宙方程式全曲で最も静かな断片9は散乱作用素ダイソン展開、といった具合である。このデモ演奏では、「サイコロ振らず」、全断片満遍なく巡る確定的なヴァージョン用いられている。




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