So (アルバム)
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『So』 | ||||
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ピーター・ガブリエル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1985年2月-12月 | |||
ジャンル | ポップス、アート・ポップ、アート・ロック、プログレッシブ・ポップ、ワールドビート | |||
時間 | ||||
レーベル | ![]() ![]() |
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プロデュース | ピーター・ガブリエル、ダニエル・ラノワ | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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ピーター・ガブリエル アルバム 年表 | ||||
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『So』(ソー)は、1986年に発表されたピーター・ガブリエルのアルバム。スタジオ・アルバムとしては5枚目となる。
概要
オリジナル・アルバムとしては『ピーター・ガブリエル IV』以来4年ぶりの作品となる。全世界で大ヒットを記録し、ピーター・ガブリエルの名を世に知らしめた代表作。
それまではカルト的な作風でコアなリスナーから評価は高かったが、本作では非常にポップに仕上がっている。シングルカットされた作品でも「スレッジハンマー」(英4位・米1位)、「ビッグ・タイム」(英13位・米8位)、「ドント・ギヴ・アップ」(英9位・米72位)、「イン・ユア・アイズ」(米26位)などヒットを連発した。
アルバム自体もBillboard 200で自身最高位の2位を記録し、93週チャート圏内に入るなど大ヒットを記録[2]。イギリスのアルバムチャートでも『ピーター・ガブリエル III』以来となる1位(2週連続)、77週チャート圏内に入った[1]。
1980年代を代表する作品として評価も高く、『ローリング・ストーン』誌による「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500」では187位に選ばれている。
2012年には25周年記念盤のデラックス・エディション(3CDセット、4CDや2DVDなどをセットしたボックスセット)が発売された。これらのセットには1987年のアテネでのライブの模様が収録されている。
タイトル
これまでのオリジナル・アルバム4枚はすべて『Peter Gabriel』という共通のタイトルで発表してきたが、レコード会社から圧力がかかったため、初めて『So』というタイトルが付けられた。その由来は、5枚目のアルバムと言うことで「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の「ソ」から来ており、本人いわく「何の意味もないよ」とのこと。
収録曲
オリジナル盤(1986年)
特記なき楽曲の作詞・作曲はピーター・ガブリエル
サイド1
- 「レッド・レイン」 - "Red Rain" 5:39
- 「スレッジハンマー」 - "Sledgehammer" 5:12
- 「ドント・ギヴ・アップ」(ケイト・ブッシュとのデュエット曲) - "Don't Give Up" (featuring Kate Bush) 6:33
- 「ザット・ヴォイス・アゲイン」 - "That Voice Again" (ガブリエル、デヴィッド・ローズ) 4:53
サイド2
- 「イン・ユア・アイズ」 - "In Your Eyes" 5:27
- 「マーシー・ストリート」 - "Mercy Street" 6:22
- 「ビッグ・タイム」 - "Big Time" 4:28
- 「ウィ・ドゥ・ホワット・ウィアー・トールド」 - "We Do What We're Told (Milgram's 37)" 3:22
CD及びカセットのボーナストラック
- 「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」 - "This Is the Picture (Excellent Birds)" (featuring Laurie Anderson) (ローリー・アンダーソン、ガブリエル) 4:25
- 9はローリー・アンダーソンとの共作かつデュエットで、本作より以前に映画『バーディ』のサウンドトラックを担当した際に製作している。本来はボーナストラックであり、オリジナルの収録曲ではなかった。
2002年リマスター盤
- 「レッド・レイン」 - "Red Rain" 5:39
- 「スレッジハンマー」 - "Sledgehammer" 5:12
- 「ドント・ギヴ・アップ」 - "Don't Give Up" (featuring Kate Bush) 6:33
- 「ザット・ヴォイス・アゲイン」 - "That Voice Again" (ガブリエル、ローズ) 4:53
- 「マーシー・ストリート」 - "Mercy Street" 6:22
- 「ビッグ・タイム」 - "Big Time" 4:28
- 「ウィ・ドゥ・ホワット・ウィアー・トールド」 - "We Do What We're Told (Milgram's 37)" 3:22
- 「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」 - "This Is the Picture (Excellent Birds)" (featuring Laurie Anderson) (アンダーソン、ガブリエル) 4:25
- 「イン・ユア・アイズ」 - "In Your Eyes" 5:27
パーソネル
『So』ライナーノーツのクレジットより。トラック・ナンバーはオリジナル盤に準拠[3]。
- ピーター・ガブリエル – ボーカル、フェアライトCMI、プロフェット・シンセサイザー (5、9以外全曲)、ピアノ (7、9以外全曲)、リンシーケンサー (3、7)、シンセサイザー (5、7)、パーカッション (4)、ヤマハCS-80 (6)、リンドラム (9)、シンクラヴィア (9)
- トニー・レヴィン – ベース (1–5)、ドラムスティック・ベース (7)
- デヴィッド・ローズ – ギター (6、9以外全曲)、バック・ボーカル (1、5)
- ジェリー・マロッタ – ドラム (1、8)、アディショナル・ドラム (5)、ベース (7)
- マヌ・カチェ – ドラム (2–5)、パーカッション (3–5)、トーキング・ドラム (5、9)
- クリス・ヒューズ – エレクトリック・ドラム、プログラミング (1)
- スチュワート・コープランド – ハイハット (1)、ドラム (7)
- ダニエル・ラノワ – ギター (1、2、4)、タンバリン (2)、サーフ・ギター (7)、12弦ギター (9)
- ウェイン・ジャクソン – トランペット (2、7)、コルネット (7)
- マーク・リヴェラ – テナー・サックス (2、7)、プロセスド・サックス (6)、アルト・サックス、バリトン・サックス (7)
- ドン・ミケルソン – トロンボーン (2、7)
- P.P.アーノルド – バック・ボーカル (2、7)
- コーラル・ゴードン – バック・ボーカル (2、7)
- ディー・ルイス – バック・ボーカル (2、7)
- リチャード・ティー – ピアノ (3、5、6)
- サイモン・クラーク – キーボード、バック・ボーカル (3)、ハモンドオルガン、プログラミング、ベース (7)
- ケイト・ブッシュ – ボーカル (3)
- L. シャンカール – ヴァイオリン (4、8)
- ラリー・クライン – ベース (5、6)
- ユッスー・ンドゥール – バック・ボーカル (5)
- マイケル・ビーン – バック・ボーカル (5)
- ジム・カー – バック・ボーカル (5)
- ロニー・ブライト – バス・ボーカル (5)
- ジャルマ・コレア – スルド、コンガ、トライアングル (6)
- ジミー・ブラロワー – プログラミング、キック (7)
- ビル・ラズウェル – ベース (9)
- ナイル・ロジャース – ギター (9)
- ローリー・アンダーソン – シンセサイザー、ボーカル (9)
脚注
- ^ a b “Peter Gabriel|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月18日閲覧。
- ^ a b “Peter Gabriel”. Billboard. 2023年1月18日閲覧。
- ^ So (CD liner notes). Peter Gabriel. United Kingdom: Charisma Records. 1986. PGCD 5。
外部リンク
- So - MusicBrainz(英語)
「So (アルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- 来月のロンドンへの出張のために、飛行機の便を予約して、Southland銀行の近くの宿泊施設を手配してもらえますか。
- Mobile Solutions社の人事部長として、あなたがカスタマーサービス担当の正社員として雇用されたことを承認できて、うれしく思います。
- ここMobile Solutionsであなたと働けるのを楽しみにしています。
- 30 数年間、最も多くの人に定期講読されているライフスタイル雑誌のSophistication は、9・10 月号に載せる投稿を募集しています。
- 詳細は、Sophistication のウェブサイト、www.sophistication-magazine.comをご覧ください。
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- Socrates と Plato は何という間柄か
- 黒くない烏がある(Some crows are not black.―と言わずして)
- Solomon の栄耀栄華を極めし時だもその装いこの百合に及ばざりき
- 「賢きに過ぐるなかれ」と言ったのは即ち Solomon である
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