So_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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So (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 19:13 UTC 版)

So
ピーター・ガブリエルスタジオ・アルバム
リリース
録音 1985年2月-12月
ジャンル ポップス、アート・ポップ、アート・ロック、プログレッシブ・ポップ、ワールドビート
時間
レーベル ヴァージン・レコード
ゲフィン・レコード
プロデュース ピーター・ガブリエル、ダニエル・ラノワ
チャート最高順位
  • 1位(英) [1]
  • 2位(米) [2]
  • 1位(加)
  • 1位(豪)
  • 1位(伊)
  • 31位(日)
ゴールドディスク
  • 500万枚(RIAA認定)
  • ピーター・ガブリエル アルバム 年表
    バーディー オリジナル・サウンドトラック
    (1985年)
    So
    (1986年)
    パッション
    (1989年)
    テンプレートを表示

    So』(ソー)は、1986年に発表されたピーター・ガブリエルアルバムスタジオ・アルバムとしては5枚目となる。

    概要

    オリジナル・アルバムとしては『ピーター・ガブリエル IV』以来4年ぶりの作品となる。全世界で大ヒットを記録し、ピーター・ガブリエルの名を世に知らしめた代表作。

    それまではカルト的な作風でコアなリスナーから評価は高かったが、本作では非常にポップに仕上がっている。シングルカットされた作品でも「スレッジハンマー」(英4位・米1位)、「ビッグ・タイム」(英13位・米8位)、「ドント・ギヴ・アップ」(英9位・米72位)、「イン・ユア・アイズ」(米26位)などヒットを連発した。

    アルバム自体もBillboard 200で自身最高位の2位を記録し、93週チャート圏内に入るなど大ヒットを記録[2]。イギリスのアルバムチャートでも『ピーター・ガブリエル III』以来となる1位(2週連続)、77週チャート圏内に入った[1]

    1980年代を代表する作品として評価も高く、『ローリング・ストーン』誌による「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500」では187位に選ばれている。

    2012年には25周年記念盤のデラックス・エディション(3CDセット、4CDや2DVDなどをセットしたボックスセット)が発売された。これらのセットには1987年のアテネでのライブの模様が収録されている。

    タイトル

    これまでのオリジナル・アルバム4枚はすべて『Peter Gabriel』という共通のタイトルで発表してきたが、レコード会社から圧力がかかったため、初めて『So』というタイトルが付けられた。その由来は、5枚目のアルバムと言うことで「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の「ソ」から来ており、本人いわく「何の意味もないよ」とのこと。

    収録曲

    オリジナル盤(1986年)

    特記なき楽曲の作詞・作曲はピーター・ガブリエル

    サイド1

    1. 「レッド・レイン」 - "Red Rain" 5:39
    2. スレッジハンマー」 - "Sledgehammer" 5:12
    3. 「ドント・ギヴ・アップ」(ケイト・ブッシュとのデュエット曲) - "Don't Give Up" (featuring Kate Bush) 6:33
    4. 「ザット・ヴォイス・アゲイン」 - "That Voice Again" (ガブリエル、デヴィッド・ローズ) 4:53

    サイド2

    1. 「イン・ユア・アイズ」 - "In Your Eyes" 5:27
    2. 「マーシー・ストリート」 - "Mercy Street" 6:22
    3. 「ビッグ・タイム」 - "Big Time" 4:28
    4. 「ウィ・ドゥ・ホワット・ウィアー・トールド」 - "We Do What We're Told (Milgram's 37)" 3:22

    CD及びカセットのボーナストラック

    1. 「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」 - "This Is the Picture (Excellent Birds)" (featuring Laurie Anderson) (ローリー・アンダーソン、ガブリエル) 4:25
    • 9はローリー・アンダーソンとの共作かつデュエットで、本作より以前に映画『バーディ』のサウンドトラックを担当した際に製作している。本来はボーナストラックであり、オリジナルの収録曲ではなかった。

    2002年リマスター盤

    1. 「レッド・レイン」 - "Red Rain" 5:39
    2. 「スレッジハンマー」 - "Sledgehammer" 5:12
    3. 「ドント・ギヴ・アップ」 - "Don't Give Up" (featuring Kate Bush) 6:33
    4. 「ザット・ヴォイス・アゲイン」 - "That Voice Again" (ガブリエル、ローズ) 4:53
    5. 「マーシー・ストリート」 - "Mercy Street" 6:22
    6. 「ビッグ・タイム」 - "Big Time" 4:28
    7. 「ウィ・ドゥ・ホワット・ウィアー・トールド」 - "We Do What We're Told (Milgram's 37)" 3:22
    8. 「ディス・イズ・ザ・ピクチャー」 - "This Is the Picture (Excellent Birds)" (featuring Laurie Anderson) (アンダーソン、ガブリエル) 4:25
    9. 「イン・ユア・アイズ」 - "In Your Eyes" 5:27

    パーソネル

    『So』ライナーノーツのクレジットより。トラック・ナンバーはオリジナル盤に準拠[3]

    • ピーター・ガブリエル – ボーカル、フェアライトCMI、プロフェット・シンセサイザー (5、9以外全曲)、ピアノ (7、9以外全曲)、リンシーケンサー (3、7)、シンセサイザー (5、7)、パーカッション (4)、ヤマハCS-80 (6)、リンドラム (9)、シンクラヴィア (9)
    • トニー・レヴィン – ベース (1–5)、ドラムスティック・ベース (7)
    • デヴィッド・ローズ – ギター (6、9以外全曲)、バック・ボーカル (1、5)
    • ジェリー・マロッタ – ドラム (1、8)、アディショナル・ドラム (5)、ベース (7)
    • マヌ・カチェ – ドラム (2–5)、パーカッション (3–5)、トーキング・ドラム (5、9)
    • クリス・ヒューズ – エレクトリック・ドラム、プログラミング (1)
    • スチュワート・コープランド – ハイハット (1)、ドラム (7)
    • ダニエル・ラノワ – ギター (1、2、4)、タンバリン (2)、サーフ・ギター (7)、12弦ギター (9)
    • ウェイン・ジャクソン – トランペット (2、7)、コルネット (7)
    • マーク・リヴェラ – テナー・サックス (2、7)、プロセスド・サックス (6)、アルト・サックス、バリトン・サックス (7)
    • ドン・ミケルソン – トロンボーン (2、7)
    • P.P.アーノルド – バック・ボーカル (2、7)
    • コーラル・ゴードン – バック・ボーカル (2、7)
    • ディー・ルイス – バック・ボーカル (2、7)
    • リチャード・ティー – ピアノ (3、5、6)
    • サイモン・クラーク – キーボード、バック・ボーカル (3)、ハモンドオルガン、プログラミング、ベース (7)
    • ケイト・ブッシュ – ボーカル (3)
    • L. シャンカール – ヴァイオリン (4、8)
    • ラリー・クライン – ベース (5、6)
    • ユッスー・ンドゥール – バック・ボーカル (5)
    • マイケル・ビーン – バック・ボーカル (5)
    • ジム・カー – バック・ボーカル (5)
    • ロニー・ブライト – バス・ボーカル (5)
    • ジャルマ・コレア – スルド、コンガ、トライアングル (6)
    • ジミー・ブラロワー – プログラミング、キック (7)
    • ビル・ラズウェル – ベース (9)
    • ナイル・ロジャース – ギター (9)
    • ローリー・アンダーソン – シンセサイザー、ボーカル (9)

    脚注

    1. ^ a b Peter Gabriel|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月18日閲覧。
    2. ^ a b Peter Gabriel”. Billboard. 2023年1月18日閲覧。
    3. ^ So (CD liner notes). Peter Gabriel. United Kingdom: Charisma Records. 1986. PGCD 5。

    外部リンク


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