ショスタコーヴィチ
旧ソヴィエトの作曲家。社会主義政権のもと、作曲の技法を柔軟に扱いながら、当局への迎合とも反駁とも言い切ることのできない作品を創作し続けた。
ペテルブルクに生まれた。父親は鉱山で働いていたが、音楽愛好家でもあった。また、母親はペテルブルク音楽院で学んだピアニストであった。ショスタコーヴィチも母親からピアノの手ほどきを受け、1919年、革命直後のペトログラート音楽院でピアノと作曲を学んだ。《交響曲 第1番 作品10》(1924?1925)は同校の卒業作品である。
ストラヴィンスキーの原始主義やベルクの表現主義の影響を受けたところから出発し、「社会主義リアリズム」に転じていったとされてきた。
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