RABe522形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/13 03:15 UTC 版)
「スイス国鉄RABe523形電車」の記事における「RABe522形」の解説
バーゼル近郊で従来RBDe560形を複電圧対応に改造したRBDe562形で運行していたフランス国内乗入のSバーンを置き換えるため、フランス国内への乗入対応としフランス国鉄のAC25kV50Hzとの複電圧機とした機体がRABe522形である。本機は走行用および暖房用の主変圧器出力に架線電圧AC25kV用のものを追加しており、主変圧器以降の走行装置はRABe523形と同一であるほか、パンタグラフもAC16kV用と共用している。なお、当初製造されたRABe522 001-012号機は先頭部の衝突安全性がフランスの基準に合致しなかったためにフランスでの運行計画が延期され、スイス国内用に転用されてRABe523 032-043号機に改番されており、その後2008年にRABe522 201-214号機が改めて発注されている。 2010年より導入された201-214号機は先頭部の補助バッファ基部を強化しており、従来の機体よりこの部分が前部に張出す構造となっているほかは、001-012号機と同一の構造となっている。
※この「RABe522形」の解説は、「スイス国鉄RABe523形電車」の解説の一部です。
「RABe522形」を含む「スイス国鉄RABe523形電車」の記事については、「スイス国鉄RABe523形電車」の概要を参照ください。
- RABe522形のページへのリンク