Pt形への形式変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:06 UTC 版)
「フランクフルト市電P形電車」の記事における「Pt形への形式変更」の解説
P形は予算面から複数の段階に分けて導入する事となり、最初の車両となった651は1972年2月にフランクフルトに到着した後、試運転を経て同年5月28日から営業運転を開始した。これを含めた1次車30両(651 - 680)は前述した通り地下鉄と路面電車双方に適したステップが搭載されていた一方、1973年製の2次車36両(681 - 716)、1977年 - 1978年製の3次車34両(717 - 750)については路面電車区間での運用を前提としていた事から地下鉄用のステップが設置されていなかった。これに伴い、1次車については地下区間へ対応した仕様(tunnelgängig)である事を示すため「Pt形」に形式名が変更された。 その後、地下鉄区間が延伸される中で財政面の影響で新造車両の導入が一時的に抑制された事を受け、路面電車区間のみに対応したP形のまま使用された2次車・3次車についてもPt形へ改造される事となり、1984年 - 1986年に3次車が、1992年には2次車が改造を受けた事により、同年をもってP形は形式消滅した。
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