ニューモシスチス肺炎
【総論】 従来、ニューモシスチス・カリニと呼ばれていた。カリニは「犬の」という意味。ヒト型をチェコの寄生虫学者の名前にちなんで「イロベジー」に命名し直された。このため、現在は「カリニ肺炎」ではなく、「ニューモシスチス肺炎」あるいはPC肺炎と呼ぶことになった。略号はPCPのままである。 ニューモシスチスはほとんどの人が生後すぐに感染して肺に持っている。免疫力の抑えが足りなくなると、活性化して肺炎を起こす。HIV感染者の免疫低下でCD4細胞数が100/mm3以下になると1年で40-50%が発病する。エイズ指標疾患のうち最も多い日和見感染症。治療をしないと致死的。
【症状】 痰の出ない咳、高熱、息切れなど。エイズ以外では数日で悪化するがエイズでは緩やかな進行。ペンタミジン吸入で予防している人には、肺以外の臓器(目、心臓、腹腔)に起こることがある。
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