PingOptions.Ttl プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

PingOptions.Ttl プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

Ping データが破棄される前に、そのデータを転送できるルーティング ノードの数を取得または設定します。

名前空間: System.Net.NetworkInformation
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Property Ttl As Integer

Visual Basic (使用法)

Dim instance As PingOptions
Dim value As Integer

value = instance.Ttl

instance.Ttl = value

C#

public int Ttl { get; set;
 }

C++

public:
property int Ttl {
    int get ();
    void set (int value);
}

J#

/** @property */
public int get_Ttl ()

/** @property */
public void set_Ttl (int
 value)

JScript

public function get Ttl
 () : int

public function set Ttl
 (value : int)

プロパティ値
Ping データ パケットを転送できる回数を指定する Int32 値。既定値は 128 です。

例外

例外の種類	条件
ArgumentOutOfRangeException	設定操作として指定した値が 0 以下です。

解説

ゲートウェイやルーターはネットワークを通じてパケットを送信し、パケット ヘッダーにある現在の有効期間 (TTL) の値をデクリメントします。TTL 値が 0 に達すると、そのパケットは配信不能と判断され破棄されます。このオプションは、データの送信に使用するルーターやゲートウェイの数のテストに役立ちます。

使用例

PingOptions コンストラクタを使用してこのプロパティの値を設定し、その値を表示するコード例を次に示します。

C#

// Set options for transmission:
// The data can go through 64 gateways or routers
// before it is destroyed, and the data packet
// cannot be fragmented.
PingOptions options = new PingOptions (64, true);

Console.WriteLine ("Time to live: {0}", options.Ttl);
Console.WriteLine ("Don't fragment: {0}", options.DontFragment);

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
PingOptions クラス
PingOptions メンバ
System.Net.NetworkInformation 名前空間