Paguma larvata

害虫の種類

ハクビシン

脊椎動物門　哺乳綱　ネコ目　ジャコウネコ科

ハクビシン　Paguma larvata (Smith)

ハクビシン

この害虫が属する群

ハクビシン

この害虫のグループ

• ハクビシン　Paguma larvata (Smith)

害虫のカテゴリ
有害鳥獣類　その他

形態
　体色は灰褐色で、頭と足の下部は黒褐色、顔に白い縦筋が目立つタヌキくらいの大きさの獣。ハクビシン（白鼻心）の名は、この縦筋模様に由来する。耳介は大きく目立つ。頭胴長61（雌）～66cm（雄）、尾長40cm、尾長を入れると1mを超えることがある。体重3kg。タヌキの足跡が四本指であるのに対して、ハクビシンの足跡は５本指である。

分布
　北海道と東北南部、関東甲信越、四国と近畿・中国・九州の一部に分布。

被害
　被害は郊外の住宅開発により生ゴミなどの餌が得られること等の理由で増加している。家屋内に侵入し騒音を起こすだけでなく、糞尿も問題となる。また、ペットや家庭菜園にも被害を及ぼすだけでなく、従来の生態系を崩すため問題となっている。

生態
　夜行性で木や外壁を登ることができる。繁殖の際は土に巣穴を掘るか、木の洞を利用することもある。 果実類を最も餌として好むが、昆虫類や甲殻類、両生類、爬虫類も食べる。東南アジアや中国南部が原産で帰化種と考えられている。