PCRの種類・応用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:20 UTC 版)
「ポリメラーゼ連鎖反応」の記事における「PCRの種類・応用法」の解説
Conventional PCR 1組のプライマーで反応を25〜35サイクル繰り返す通常のPCR。 Real-time polymerase chain reaction(Real-Time PCR、リアルタイムPCR) 核酸断片を発光させて専用の光学機器を使って検出することによってリアルタイムに増幅曲線を描く方法。定性ではなく定量が必要な時に用いる。。 Reverse transcription polymerase chain reaction(RT-PCR、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応) 逆転写酵素によりRNAをcDNAにしてからPCRを行う方法。 Nested polymerase chain reaction(Nested PCR) PCRで増幅したPCR産物を改めて次の反応のテンプレートにして、別のプライマーペアを用いてもう一度PCRを繰り返す方法。 Multiplex polymerase chain reaction(Multiplex PCR、マルチプレックスPCR) 複数の標的核酸(DNA)のそれぞれのPCR反応を1本の反応チューブ内で同時に行う方法。 Amplified fragment length polymorphism(AFLP) 標的核酸(DNA)を含むゲノムDNA等を制限酵素で切断し、その切断末端に短い2本鎖DNA(アダプター)を結合させ、その相補的なプライマーを用いてPCRを行う方法。 Loop-Mediated Isothermal Amplification(LAMP法) 従来のPCRとはまったく異なる原理に基づく方法。
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