P2SC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:52 UTC 版)
P2SC (POWER2 Super Chip)は、1996年にPOWER2の後継としてリリースされた。8チップであったPOWER2の、1チップでの実装であり、IBMの0.29 μm 5層 メタル CMOS-6S 製造プロセスによる、335 mm2 のダイ上に、15 百万トランジスタを集積した。 最初のバージョンは、71.5 MHz の POWER2 の約2倍である、120 または 135 MHz で稼働し、メモリおよびI/Oバスは更に高いクロックを柔軟にサポートするように半分の速度で稼働した。IBMはこのバージョンの性能を、SPECint95_base で 5.5、SPECfp95_base で 14.5 と主張している。 1997年10月のMicroprocessor Forumでは、0.25 μm CMOS-6S2 プロセスで製造された、更に高速な 160 MHz バージョンが発表された。 P2SCはPOWER2の完全なコピーではなく、L1データキャッシュとデータ用トランスレーション・ルックアサイド・バッファ(TLB)の容量は、128KBと256エントリーに半減されていた。
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