P2Pネットワークによるデータストア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 01:41 UTC 版)
「分散ファイルシステム」の記事における「P2Pネットワークによるデータストア」の解説
P2Pネットワークのデータストアでは、ユーザーは互いに自らのコンピュータをストレージノードとして提供し、同時に他者のコンピュータをストレージノードとして利用する。ある情報に他のユーザーがアクセスできるかどうかはネットワークの設計に依存する。 多くのP2Pネットワークは、各ユーザーのノードが常にネットワーク上にあるわけではないため、分散データストアを持たない。しかし、BitTorrentなどのシステムではこの区別があいまいとなる。というのも、あるノードがオフラインになってもその内容が相変わらず提供され続けるようになっているためである。なお、これは個々のファイルが再配布者に要求された場合であり、全てのコンピュータが全てのファイルを提供するようになっているFreenetなどのネットワークとは対照的である。 分散データストアでは、誤り検出訂正技法がよく使われる。場合によっては、ファイルの一部が壊れていた場合に前方誤り訂正技法で修復する。そうでない場合は、異なるミラーサイトから同じファイルを再度ダウンロードする。
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