PおよびNPとの関係とは? わかりやすく解説

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PおよびNPとの関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 03:55 UTC 版)

RP (計算複雑性理論)」の記事における「PおよびNPとの関係」の解説

P は RP部分集合であり、RPNP部分集合である。同様に、P は Co-RP部分集合であり、Co-RPCo-NP部分集合である。これらの包含関係真部分集合の関係であるかどうか未だわかっていない。しかし、一般に P ≠ RP または RPNP であろう考えられており、そうでないP = NP ということになってしまい、これは一般には偽と考えられている(P≠NP予想)。RP = Co-RP であるかどうか未だ明らかになっていないし、RPNPCo-NP積集合部分集合かどうか明らかでないCo-RP属す問題のうち、P に属さない思われている問題の例として、整数に関する多変量計算式ゼロ多項式かどうか判定問題がある。例えば、"x*x - y*y - (x+y)*(x-y)" はゼロ多項式だが、"x*x + y*y" はゼロ多項式ではない。 場合によってはより便利と思われる RP定式化として、少なくともある(入力長に依らない)一定の割合計算経路群が受理する場合限って機械全体としてその入力受理する非決定性チューリング機械認識できる問題集合という定義がある。一方NP少なくも一つ計算経路だけが受理すればよいのであって、その割合指数関数的に小さい。このように定式化すると、RPNP部分集合であることがより明確化される。

※この「PおよびNPとの関係」の解説は、「RP (計算複雑性理論)」の解説の一部です。
「PおよびNPとの関係」を含む「RP (計算複雑性理論)」の記事については、「RP (計算複雑性理論)」の概要を参照ください。

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