Oracleは「高価」で「難しい」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 00:31 UTC 版)
「Oracle Database」の記事における「Oracleは「高価」で「難しい」」の解説
Oracleは高機能である反面、システムや操作方法を理解するのが非常に困難であり、ユーザビリティも低い(CUIによる操作がメインである。Oracle Enterprise ManagerでGUIの操作も可能となっているが、CUIによる操作と比較すると限定される)ため、開発・運用がとても難しいと思われている。また、大規模のシステムを構築するには必要不可欠となるOracle Database Enterprise Editionの価格は1プロセッサ(CPU)当たり570万円とかなり高額である。さらに、大規模システムでは各オプション機能(パーティショニング、DataGuard、RAC等)も高価で他社DBの製品自体のライセンス価格に匹敵するものも多い。将来的にライセンスモデルが変更され、従来無かった新たな制限が設けられ、制限の解除に追加料金が発生することもある。 こうしたことから、Oracleは「高飛車である」「高くて難しい」というイメージを持たれていると、日本オラクルのクロスインダストリー統括本部長が明かしている。特にその導入コストを嫌って、こと中小企業での導入率が芳しくないという。 多数の機能を備えるが利用料金が掛かる商用DBから、基本無料のオープンソースDBへの移行も流行している。 過去には日本オラクルは、こうしたイメージを払拭し、中小企業にもOracleを売り込むために、「高くて難しい」といったイメージを都市伝説と定義して中小企業向けのアピールを強化していた。
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