OneSpace Designer Drafting
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 21:51 UTC 版)
「OneSpace Designer」の記事における「OneSpace Designer Drafting」の解説
OneSpace Designer DraftingはModeling同様、コクリエイト・ソフトウェア社の前身であったHewlett-Packard社のMechanical Design Divisionが1985年に当初ME10(Mechanical Engineering series 10)という名称でリリースした。当時の2次元CADの不満を研究した、下書き線機能やマクロ・メニューカスタマイズ機能の斬新さが特徴。 なお、カスタマイズはME10マクロとよばれる独自のインタプリタ言語を用いて行う。コンパイル、リンケージの必要がなくユーザが容易に自社用の機能を追加できる。 ハードウエアベンダーがハードウエアの販売目的に開発・販売したアプリケーションソフトの例に漏れず、脱UNIXに遅れ大手企業向けの高額な価格設定、ハードウエア然としたソフトウエア保守契約などから、後発のPC/Windows 系CADのシェア拡大には追従できていない。 利用者の評価は高く、2次元で設計する上での機械設計に適した機能に愛着を持つ設計者は多い。「下書き線と清書」の機能、「コ・パイロット」と言われる作図のアシスト機能。レイヤーではなく「パーツ」に近い階層構造の図形管理など。総合すると「手書きに近い」手順が評価が高い。
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