ON砲に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:27 UTC 版)
「記録の神様」と呼ばれたスポーツライターの宇佐美徹也は「王と長島が結びつくことによって、二人の力は「1+1=2」ではなく、「1+1=3」ときには「1+1=4」という強力なパワーにふくれあがった。あえて「史上最高の打者は?」と問われれば「王でも長嶋でもなく、それは"ON"です!」と答えたい」と記している。また、『Sports Graphic Number』(文藝春秋)の初代編集長である岡崎満義は「ONに匹敵するコンビは世界を見渡しても1920年代後半~30年代のニューヨーク・ヤンキースの黄金時代を支えたベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグくらいだ」と語っている。 2008年に王が福岡ソフトバンクホークス監督退任を明らかにしたとき、王を上回る3度の三冠王を獲得した落合博満(当時中日ドラゴンズ監督)は「日本で本当にスーパースターと言えるのはONだけ。そんじょそこらの人とは訳が違う。オレが辞めるのとは意味合いが違うんだ」と語っている。 現役時代、巨人-阪神の「伝統の一戦」で村山実と共にONをライバル視した江夏豊は「王さん、長嶋さんより凄い打者はこれから先も出てくる可能性はある。しかし、ONというコンビが出てくるかと言えばそれはNOだ。だから日本球界最高の打者は王さんでも長嶋さんでもなくONである」と語っている。 王自身は、ソフトバンク監督時代に「当時、長嶋さんと自分のプレッシャーは(他人とは)違いました。目の前のものを乗り越えるしかありませんでした。だから、<中略>(長嶋は17年)自分も20年以上プレーできたのではないでしょうか。<中略>(ON時代と言われる)その間に残したインパクトの強烈さと持続性があったからこそ、二人がいつまでもONと呼ばれるのだと思います」と述べている。
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