NPB球団に経由せずにMLB球団へ入団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:13 UTC 版)
「日本人選手のメジャーリーグ挑戦」の記事における「NPB球団に経由せずにMLB球団へ入団」の解説
日本のアマチュアに属していた選手が、NPB球団に一度も所属せずに、直接メジャーリーグへ挑戦するケースがある。過去にはマック鈴木、多田野数人、田澤純一がメジャーデビューを果たした。なお、NPB球団に在籍経験がなく、MLB(傘下)でプレーした日本人選手がNPB球団でプレーする場合は、ドラフト会議の指名を受けることが義務付けられている。 主に以下のように2つに分類できる。 MLB球団からのドラフト指名 条件を満たす選手はドラフト対象としてMLB球団から指名されることがある。2002年には坂本充がコロラド・ロッキーズから、2009年には鷲谷修也がワシントン・ナショナルズから、それぞれ指名を受け契約を結んでいる。ただし、このケースでメジャーへ昇格した日本人選手は2021年時点でまだ存在しない。 国際フリーエージェントとしてMLB球団と契約 MLBのドラフト対象でない選手は国際フリーエージェントとして満16歳からMLB球団と契約が可能になる。アマチュア時代またはMLB・NPB以外のプロ野球(ドラフト対象地区以外の独立リーグも含む)での活躍が目に止まりMLB球団からオファーが来る例と、現地でトライアウトを受けるなど自ら売り込んでMLB球団と契約する例がある。「日本人のマイナーリーグ選手一覧」も参照 既にNPBのドラフトで指名されている選手についても同様に契約可能であるが、田澤純一がMLB挑戦を表明した際にはNPBドラフトで指名された選手が入団を拒否してMLBに挑戦し将来日本復帰を望んだ場合、無条件での復帰を許容して良いかが議論となった(結局、田澤の日本球界入り拒否の意向を受けて田澤を指名する球団はなかった)。なお、1年目からメジャー契約を締結した例は田澤のみである。
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