NBAの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 22:29 UTC 版)
「1949-1950シーズンのNBA」の記事における「NBAの誕生」の解説
1949年8月3日、BAAがNBL(National Basketball League)を吸収合併し、NBAが誕生する。 BAAとNBLはライバルの関係にあったが、チームや選手の質は1926年からの歴史を持つNBLの方が上だった。事実、1947-48シーズン、1948-49シーズンのBAAチャンピオンはいずれもNBLからBAAに移って1年目のチームだった。しかしアメリカ中西部の小規模な都市を基盤とするNBLに対し、東部の大都市を基盤とするBAAの方が優位に立つようになり、1948-49シーズンにはミネアポリス・レイカーズを始めとする4チームがNBLからBAAに移った。そして1949年にはリーグ同士の対立で増大する負担を避けるために話し合いが持たれ、両リーグが統合(実質的にはBAAによるNBLの吸収合併)することが決まった。 BAA・NBLの統合により、リーグは急速に膨れ上がる。既存のBAA12チームに加え、さらにNBLからアンダーソン・パッカーズ、デンバー・ナゲッツ(現存するチームと直接の関係はない)、シボイガン・レッドスキンズ、シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・76ers)、トライシティーズ・ブラックホークス(現アトランタ・ホークス)、ウォータールー・ホークスの6チームが合流し、さらにインディアナポリス・オリンピアンズが新設された。一方でインディアナポリス・ジェッツとプロビデンス・スチームローラーズの2チームが解散し、最終的には17チームとなった。リーグは再編され、2デビジョン制から3でビジョン制となった。レギュラーシーズンの試合数は各チーム毎にバラつきがあり、68試合か64試合、あるいは62試合だった。各デビジョンから上位4チームがプレーオフに進出する。 リーグは一気にチーム数を増やし全米規模となったが、当時のリーグには17ものチームを抱えられるほどの人気はなく、翌シーズンには6チームが姿を消すことになる。
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