NBAにおけるツインタワー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/20 13:18 UTC 版)
「ツインタワー (バスケットボール)」の記事における「NBAにおけるツインタワー」の解説
NBAにおいて最初にツインタワーと呼ばれたのはヒューストン・ロケッツの身長223センチのラルフ・サンプソンと身長213センチのアキーム・オラジュワンになる。1983年のNBAドラフトで全体1位指名でロケッツに入団したラルフ・サンプソンはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するほど活躍し1984年のNBAドラフト全体1位で指名されてロケッツに入団したオラジュワンとサンプソンは「ツインタワー」としてチームの主軸となる。2人のコンビは2年目にはNBAファイナルに進むも当時史上最強と呼ばれたボストン・セルティックスと戦い、2勝4敗で敗れた。翌シーズンはサンプソンの怪我により「ツインタワー」は有効に機能せず、続く1987-88シーズン中にサンプソンはトレードに出されツインタワーは解消された。実質、二人が効果的に機能したのは2年ほどだった。 次にツインタワーと呼ばれるのはサンアントニオ・スパーズの身長216センチのデビッド・ロビンソンと身長213センチ(当時の登録によるもの。現在は211センチ登録)のティム・ダンカンになる。1987年のNBAドラフトで全体1位でロビンソンはスパーズに指名され、海軍でのキャリアを務めた後、1989年よりスパーズに加入した。ロビンソンは前シーズン21勝61敗だったチーム成績をミッドウェストディビジョン1位の56勝26敗に引き揚げる原動力となりルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。1997年のNBAドラフトで全体1位でダンカンがスパーズに指名され入団、センターのロビンソンとの「ツインタワー」としてチームの主軸となる。2年目にはNBAファイナルでニューヨーク・ニックスを破り優勝した。その後、ロビンソンは年齢的な衰えや故障したシーズンもあり、個人成績は徐々に下降していき、ダンカンがエースとしてチームを牽引した。ロビンソンとダンカンのコンビは6年間続き、2003年にはスパーズは2度目の優勝をした。このシーズンが終わるとロビンソンは引退したが、スパーズはセンターのラドズラフ・ネステロビッチを獲得し、ツーセンター・システムを継続、2005年に3度目の優勝を果たした。
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