Mega Piranhaとは? わかりやすく解説

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メガピラニア

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 01:18 UTC 版)

メガピラニア属
骨格復元図
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
中新世
分類
: 動物界 Animalia
亜界 : 真正後生動物亜界 Eumetazoa
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
下門 : 有顎動物下門 Gnathostomata
上綱 : 硬骨魚上綱 Osteichthyes
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
下綱 : 真骨下綱 Teleostei
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: カラシン目 Characiformes
: セルラサルムス科 Serrasalmidae
: メガピラニア属Megapiranha
学名
Megapiranha paranensis
Cione, Dahdul, Lundberg, & Machado-Allison, 2009
タイプ種
M. paranensis
  • メガピラニア・パラネンシス M. paranensis

メガピラニア・パラネンシス学名: Megapiranha paranensis)は、ピラニアの祖先種である巨大雑食魚。1000万年 - 800万年前(中新世)の南アメリカに生息していたといわれている[1][2]

化石の発見

アルゼンチン北東部(エントレ・リオス州パラナ近郊)にあるパラナ川沿いの崖の地層から、上顎部分の化石20世紀前半に発見されていた[1]

これを元に古生物学者のアルベルト・シオーネらは2009年、メガピラニアはパクー英語版(草食魚)からピラニア(肉食魚)への進化過程の魚だったのではないかという研究結果を発表した[1]。なお、歯の構造はピラニアとは異なっている[3]

強い咬合力

前述の化石の個体の場合、体長70cm・体重10kg程度だったと推定され、咬合力は1240-4749N[4](体重400kg超のホホジロザメにも匹敵する咬合力)と推算されている。食行動については不明だが、カメ、厚いを持つヨロイナマズ英語版、さらに大きな陸生動物をも砕いて食べることが可能だったと推測されている[4]

脚注

  1. ^ a b c Megapiranha paranensis, a New Genus and Species of Serrasalmidae (Characiformes, Teleostei) from the Upper Miocene of Argentina (2009). “Alberto Luis Cione, Wasila M. Dahdul, John G. Lundberg, and Antonio Machado-Allison”. Journal of Vertebrate Paleontology 29 (2): 350-8. doi:10.1671/039.029.0221. 
  2. ^ メガピラニア――ピラニアの巨大な祖先”. ナショナル ジオグラフィック. ナショナル ジオグラフィック協会 (2009年6月26日). 2023年11月26日閲覧。
  3. ^ メガピラニア――ジグザグの歯並び”. ナショナル ジオグラフィック. ナショナル ジオグラフィック協会 (2009年6月26日). 2023年11月26日閲覧。
  4. ^ a b Justin R. Grubich, Steve Huskey, Stephanie Crofts, Guillermo Orti, Jorge Porto (2012). “Mega-Bites: Extreme jaw forces of living and extinct piranhas (Serrasalmidae)”. Scientific Reports 2: 1009. doi:10.1038/srep01009. 

関連項目

外部リンク


メガ・ピラニア

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/16 06:59 UTC 版)

メガ・ピラニア
Mega Piranha
監督 エリック・フォルスバーグ[1]
脚本 エリック・フォースバーグ
製作 デヴィッド・マイケル・ラット
製作総指揮 デヴィッド・リマゥイー
音楽 クリス・ライデンハウア
撮影 ブライアン・オリンジャー
編集 ビル・パーカー
製作会社 アサイラム
公開 2010年4月10日
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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メガ・ピラニア』(原題:Mega Piranha)は、アサイラムが製作し[2]Syfy2010年4月10日アメリカ合衆国で放送されたテレビ映画。同年に劇場公開された映画『ピラニア3D』を模した作品である[3]

あらすじ

ベネズエラオリノコ川にて、休暇中のアメリカ大使がピラニアの群れに襲われてボートごと食われてしまう。ピラニアの仕業とは思いもよらないアメリカ政府は、この事件をテロと判断する。国務長官の命令によって調査に乗り出したフィッチは、現地で巨大ピラニアの話を科学者のサラから聞かされる。食糧増産のために作り出された、驚異的な成長速度を持つピラニアが逃げだしていたのだ。

川を調べたフィッチはピラニアの襲撃を受けるが、そのうち1匹を仕留めると、それをベネズエラ軍のディアス大佐のもとへ持ち込む。ディアス大佐はこれを受け、川へ攻撃を開始する。しかし、ピラニアは全滅せずに逃走した。元々アメリカに反感を持っていたディアス大佐は、アメリカの研究員が自国で違法な遺伝子研究をしていたことを知り、サラ達科学者を拘束する。

フィッチはサラ達を救出するが、そこへさらに巨大化したピラニアの群れが出現する。ピラニアは水中から飛び出すと、建物に激突して街を破壊していく。ピラニアは海水には適応できないため、河口で停止したところをアメリカ軍が砲撃し、全滅を図る。ところが、驚異的な成長速度を誇るピラニアは海水に適応して海へ進出し、アメリカ軍艦すら食ってしまう。ピラニアの巨大化は止まらず、クジラ並みの大きさにまで成長したためにアメリカ軍は核攻撃を仕掛けるが、それでもピラニアを止めることはできず、原子力潜水艦も餌食となる。

フロリダ州にまで迫り来るピラニアに対し、フィッチはそのうち1匹を傷つけて共食いさせる作戦を提案すると、特殊部隊を率いて戦いを挑む。ディアス大佐が妨害に現れるが、フィッチはピラニアをディアス大佐のヘリまで誘導し、食いついたところを爆発させ、頭を吹き飛ばす。これをきっかけにピラニアは共食いをはじめ、全滅するのだった。

キャスト

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脚注

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