MP3以外のフォーマットへの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:44 UTC 版)
「デジタルオーディオプレーヤー」の記事における「MP3以外のフォーマットへの対応」の解説
デジタルオーディオプレーヤーの再生フォーマットは、当初はMP3のみであり、後にTwinVQ、ATRAC3、AAC といったフォーマットも登場した。しかし前述のとおり、著作権保護を重視するあまり、使い勝手の悪いものとなってしまい普及するにはいたらなかった。そのようなMP3の一人勝ちの状況にあって、対抗しうるフォーマットとして Microsoft が開発した Windows Media Audio (WMA) が登場した。MP3と比べても圧縮率・音質に遜色なく、Windows Media Player (WMP) にエンコーダーが標準搭載されているため、普及が期待できた。そして、ポータブルプレーヤー市場でもWMAに対応したものの登場が望まれた。 WMAフォーマット対応の製品としては、2000年8月発売のダイアモンド・マルチメディア・システムズの「Rio 600」が最初のものとなった。内蔵メモリと増設バックパック併用タイプだが、バックパックの容量は限られ(発売されたのは32/64MB)、筐体はまだまだ大きかった。本格的な普及は、後述のケンウッドとアイリバーのCDプレーヤータイプの登場を期に一気に加速することとなる。メモリータイプに関しては、2001年4月発売のMPIO「AD-DMGシリーズ」や同年11月発売のPanasonic「SV-SD80」の登場で小型化・高機能化が一段と進められることとなる。 AACフォーマットについてもPanasonicが細々と対応製品を販売し続けていたが、後述のiPodの発売と大人気によって普及に弾みがつき、今ではMP3に次いで利用されているフォーマットと言える。
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