MH-53M ペイブロウIV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:57 UTC 版)
「MH-53 (航空機)」の記事における「MH-53M ペイブロウIV」の解説
MH-53Jの就役直後から様々な改良が計画されたが、その一つが双方向防御アビオニクス・システム/多任務先進戦術端末(Interactive Defense Avionics Systems/Multi-Mission Advanced Tactical Terminal, IDAS/MATT)であった。これは航法システムや電子戦システムなどを強化するとともにセンサーシステムからの情報を統合し、更にリアルタイムで情報資料や作戦情報を受信・表示することで、状況認識・脅威対処能力を向上させるというものであった。 IDAS/MATTの開発は1993年より着手され、第18飛行試験飛行隊 (18th FLTS) での運用試験を経て、1998年4月より、これを搭載した機体の引き渡しが開始された。同システムは極めて画期的なものであり、また異なる維持管理支援体制が必要になることから、機体そのものが改称されることになり、同年6月より、MH-53M ペイブロウIVと称されるようになった。同年中に11機が改修されたのを皮切りに、既存のMH-53Jは順次にMH-53M規格へと改修されていった。 その後、2008年までにCV-22B オスプレイに更新されて、順次に運用を終了した。
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