MC6800から派生したMPU/MCU
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以下に、MC6800をベースに開発されたプロセッサを示す。オブジェクトコードの互換性はないが、一部ではニーモニックレベルでの上位互換が考慮されている。 MC6809 - MC6800を大幅に強化したMPU。「究極の8ビットCPU」とも謳われる。 MC6805 - MC6800からBレジスタの削除やX/SP/PC/CCRもビット幅を縮小し命令数も削減し簡素化したCPU機能に、ROM/RAMやタイマーなどの周辺機能を内蔵した、小規模の組み込み用に特化したマイクロコントローラ。MC68HC08 - MC6805のCMOS版(MC68HC05)をベースに機能を強化したマイクロコントローラ。MC6805上位互換。(HC08) MC68HCS08 - HC08を論理合成による回路設計とプロセスの改善により高クロック化したマイクロコントローラ。(S08) MC68HC11 - MC6805とは逆にMC6801にIYレジスタと命令を追加して高機能化したCPU機能と、ROM/RAMやタイマー/SPI/SCI/ADコンバータなどの周辺機能を内蔵したマイクロコントローラ。 MC68HC12 - MC68HC11に一部命令を追加した形の16ビットCPU機能を内蔵したマイクロコントローラ。(HC12)MC68HCS12 - HC12を論理合成による回路設計とプロセスの改善により高クロック化したもの。ファジー制御命令を追加。(S12) MC68HC16 - 16ビットマイクロコントローラ。DSP命令がある。 MB8861 - 富士通のMC6800セカンドソース製品。MC6800に対して、上位互換とされ、ビット操作やインデックス加算など、命令が5つ追加されている。
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