M69A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/15 04:46 UTC 版)
「ウィンチェスター M69」の記事における「M69A」の解説
1937年11月、M69の大幅な設計変更が発表された。ボルトはコッキングされても開放状態を維持するようになり、安全装置はスライドレバー式に改められた上で機関部右側面に配置された。これによりコッキングピースの後方も小型化されている。銃身も元々はやや先細りになっていたものが一定の太さとなり、ライフル全体の重量はわずかに増加した。トリガー機構には調整ネジが追加され、トリガープルを変更できるようになった。これらの改良を加えたモデルはM69Aと呼ばれた。 元々、M69は狩猟やプリンキング(Plinking, 趣味の範囲での射撃)ではなく、純粋な射撃競技での使用を想定したライフルであった。1940年12月には最高級製品のM52と中価格製品のM75のさらに中間を埋める製品として、M69にターゲット・モデルとマッチ・モデルのバリエーションが発表された。これらは2種ともM69の標準モデルより大型の銃床を備えており、.22LRのみ使用可能だった。ターゲット・モデルはウィンチェスター製#80アパーチャ・サイトを搭載し、またマッチ・モデルはライマン製#57Eピープサイトを搭載していた。いずれも照星に覆いがあり、負革を備えていた。負革は当初25mm幅だったが、1947年には32mm幅に改められている。
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