Lactaseとは? わかりやすく解説

ラクターゼ【lactase】


ラクターゼ

英訳・(英)同義/類義語:lactase

ラクトースグルコースガラクトース分解する酵素

ラクターゼ


ラクターゼ

(Lactase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/16 20:03 UTC 版)

ラクターゼ
識別子
略号 LCT
遺伝子コード LAC; LPH; LPH1
Entrez 3938
HUGO 6530
OMIM 603202
RefSeq NM_002299
UniProt P09848
他のデータ
EC番号 3.2.1.108
遺伝子座 Chr. 2 q21

ラクターゼ: Lactase, LCTEC 3.2.1.108)は、β-ガラクトシダーゼ酵素群の1つで、ラクトースガラクトースグルコース加水分解するグリコシドヒドロラーゼである。ヒトでは、ラクターゼは小腸腸絨毛(小腸上皮細胞)に多く存在する。

ラクターゼはに含まれるラクトースを加水分解するのに重要な酵素であり、この酵素の欠乏は乳糖不耐症(Lactose intolerance)を引き起こす。

ラクターゼの最適温度は48℃、最適pHは6.5である。

工業利用

ラクターゼはKluyveromyces marxianusKluyveromyces lactisといった酵母Aspergillus nigerAspergillus oryzaeといった菌類から得られる[1]。これは乳糖不耐症の人々の為にラクトースを分解した牛乳を作るのに使われている。また、アイスクリームの製造にも使われている。これはラクトースよりガラクトースとグルコースの方が甘味が強いためである。ラクターゼは乳清をシロップに変換するのにも使われる。

脚注

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  1. ^ Seyis I, Aksoz N. Production of lactase by Trichoderma sp.. Food Technol Biotechnol 2004;42:121–124.


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