LPWS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 08:17 UTC 版)
「Counter-RAM」の記事における「LPWS」の解説
アメリカ陸軍では、C-RAMの暫定的な兵器システムとしてLPWS(Land-based Phalanx Weapon System)をノースロップ・グラマン社と開発中であり、既にイラクで試験運用が行なわれた。このシステムがイラクで敵弾の迎撃に成功したことを受けて、本格的な運用の検討を開始した。 本兵器システムは、元々1984年からアメリカ海軍の艦艇に搭載されているレーダー照準式20mm対空機関砲ファランクス近接防御システムを、アメリカ陸軍がノースロップ・グラマンと協力して地上車両搭載型を作り、2005年夏から試験的に使用してきた。LPWSではロケット弾や迫撃砲弾からの攻撃を受けた時、直ちに着弾地点を予想して付近の将兵へ避難する時間を与え、また、反撃を指示することができる。 使用する弾薬は、地上への付随被害を最小化するために艦載用の通常の20mm Mk149 Mod 4 APDS弾に自爆機能が付加された、M940 MPT-SD(多目的曳光弾 - 自爆機能付き)を使用している。イラクでの迎撃成功もそれほど優秀な成績であったかは疑問もある。 米陸軍ではC-RAMの継続使用と普及のためにノースロップ・グラマン社と7,100万米ドルの契約を結んだとされる。
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