ロック【John Locke】
ジョン・ロック
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ジョン・ロック(英語: John Locke FRS、1632年8月29日 - 1704年10月28日)は、イギリスの哲学者。哲学者としては、イギリス経験論の父と呼ばれ、主著『人間悟性論』(『人間知性論』)において経験論的認識論を体系化した。また、「自由主義の父」とも呼ばれ[2][3][4]、政治哲学者としての側面も非常に有名である。『統治二論(統治論二篇)』などにおける彼の政治思想は名誉革命を理論的に正当化するものとなり、その中で示された社会契約や抵抗権についての考えはアメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えた。
注釈
- ^ この区別はロックの独創ではなく、既にあったものである
- ^ ジョサイア・チャイルドによる一六六五年に於ける法定利子率六パーセントから四パーセントへの引下げを訴えたる手稿「交易と貨幣利子とに関する簡単な考察」(Brief observations concerning trade and interest of money)に対して[18]
- ^ 彼は貸し手の供給と借手の需要によって自然利子率が決定せらると至極当然であるが述べて居る。詰り自然利子率を無視せる法定による利子率は、現に存在せる供給量を無視し得る魔法の杖ではなく、まやかしである、と。[18]
- ^ 詰り彼らは現在の消費を犠牲にする程に貯蓄と信用の供給による将来の利益を選好したのであるが、利子の引下げによって当然夫れは差し控えらる。[18]
- ^ 彼曰く、或人の富の増加は、勤勉さによつて齎さるのであつて、(利子の引下げによる)浪費と無駄遣い(夫れが無ければ到底借りられなかつたような価値順位の低い目的の為め、譬えばリスクの高い事業、投資或者消費)から生まれるのではない、と。[18]
- ^ 以前より多くの絹、塩またはパンは購買しはしないからである[20]。
- ^ 厳密では無い者の、貨幣で幾ら購買可能歟は其名目ではなく貨幣を構成せる財に依るのであるから、名目値は同じなれど重量が変更せらるれば則ち別物である。故に名目値にて返金するは之れ全くの詐欺である。
出典
- ^ Peter Laslett (1988). “Introduction: Locke and Hobbes”. Two Treatises on Government. Cambridge University Press. p. 68. ISBN 9780521357302
- ^ Hirschmann, Nancy J. 2009. Gender, Class, and Freedom in Modern Political Theory. Princeton: Princeton University Press. p. 79.
- ^ Sharma, Urmila, and S. K. Sharma. 2006. Western Political Thought. Washington: Atlantic Publishers. p. 440.
- ^ Korab-Karpowicz, W. Julian. 2010. A History of Political Philosophy: From Thucydides to Locke. New York: Global Scholarly Publications. p. 291.
- ^ 浜林正夫『ロック』研究社出版〈イギリス思想叢書4〉、1996年、5頁。
- ^ John Locke Internet Encyclopedia of Philosophy 2018年7月21日閲覧。
- ^ 富田恭彦『ロック入門講義 イギリス経験論の原点』筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、2017年、22頁
- ^ 浜林正夫『ロック』研究社出版〈イギリス思想叢書4〉、1996年、16頁。
- ^ Woolhouse, Roger. 'Lady Masham's Account of Locke', Locke Studies, 3 (2003), p.173
- ^ a b "Locke; John (1632 - 1704); philosopher". Record (英語). The Royal Society. 2023年2月5日閲覧。
- ^ 「「豊かさ」の誕生 成長と発展の文明史」pp104-105ウィリアム・バーンスタイン著 徳川家広訳 日本経済新聞社 2006年8月24日1版1刷
- ^ 「ロック政治論集」(叢書・ウニベルシタス844)pp. 420-424 ジョン・ロック マーク・ゴルディ編 山田園子・吉村伸夫訳 法政大学出版局 2007年6月21日初版第1刷
- ^ 「国民百科事典7」平凡社 p. 588 1962年6月15日初版発行
- ^ John Locke "Second Treatise of Government" Sect.6
- ^ 『ジョージ王朝時代のイギリス』 ジョルジュ・ミノワ著 手塚リリ子・手塚喬介訳 白水社文庫クセジュ 2004年10月10日発行 p.8
- ^ 『市民政府論』岩波書店、1992年、31-55頁。
- ^ economic thought before Adam Smith:an Austrian perspective on the history of economic thought volume 1. Edward Elgar Publishing Ltd. pp. 316-317
- ^ a b c d 『利子・貨幣論』東京大学出版会、1978年
- ^ 『利子・貨幣論』東京大学出版会、1978年、3-129頁。
- ^ 『利子・貨幣論』東京大学出版会、1978年、284頁、原文62葉。
- ^ 『利子・貨幣論』東京大学出版会、1978年、284,307頁。
「John Locke」の例文・使い方・用例・文例
- John AbrahamsとTina Linがアンケートデータの収集担当で、この作業は5 月5 日までに終わるでしょう。
- 今日は、皆さんをJohn Driscoll展にご案内する予定で、この展覧会は当美術館の30周年を記念して行われているものです。
- John Smith という名の英国人だ
- そんな英語を使うと Johnson が泣く
- 限定属格の例として、『John's mother(ジョンの母親)』における『John's(ジョンの)』がある
- 『John and Mary(ジョンとメアリー)』または『John walked and Mary rode(ジョンは歩き、そして、メアリーは乗り物に乗った)』における『and』、等位接続詞である;そして、『will you go or stay?(行くか、いてもらえますか?)』における『or』もそうである
- 『who visits frequently(その人はしばしば訪れる)』は、『John, who visits frequently, is ill(しばしば訪れるジョンは病気である)』の文の関係節である
- Locke の哲学は積極的、Hume の哲学は消極的である
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