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ジャン・ウィルキンス

(Jan Wilkens から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/20 16:00 UTC 版)

ジャン・ウィルキンス
プロフィール
リングネーム ジャン・ウィルキンス
(ジャン・ウィルケンズ)
ジャン・ウィルコ
ニックネーム 南アフリカの帝王[1]
ヨハネスブルグの巨人[2]
身長 190cm[1] - 196cm[2]
体重 120kg[1] - 130kg[3]
誕生日 1931年7月2日(84歳)[1]
出身地 南アフリカ共和国
ハウテン州ヨハネスブルグ[3]
スポーツ歴 レスリング[1]
デビュー 1952年[1] または1955年[3]
引退 1987年[3]
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ジャン・ウィルキンスJan Wilkens1931年7月2日 - )は、南アフリカ共和国の元プロレスラー[1]ハウテン州ヨハネスブルグ出身[2]

1970年代の南アフリカのマット界を代表するレスラーであり[4]アメリカや日本から選手を招聘するなどプロモーターとしても活動した。

来歴

プレトリア大学ではレスリングのキャプテンとして鳴らし、1952年ケープタウンにてデビューしたとされる[1](デビュー年は1955年ともされる[3])。

その後ヨーロッパに渡り、スペインイタリアフランスを経てイギリスのマット界に進出[5]ロンドンロイヤル・アルバート・ホールでは、1965年から1966年にかけて、ゴードン・ネルソンポール・バションなど北米の選手とも対戦した[2]

1969年6月、当時ヨーロッパを外国人選手の招聘ルートとしていた国際プロレスにエース格として初来日[5]。欧州出身のウィリアム・ホールやアメリカ人レスラーのチーフ・ダニー・リトルベアをパートナーに、当時サンダー杉山&ラッシャー木村が保持していたTWWA世界タッグ王座に挑戦した[6]

1973年3月には、NETのテレビ中継がようやく決定した黎明期の新日本プロレスに来日。新日本プロレス版『ワールドプロレスリング』初放送の試合において、マヌエル・ソトと組んでアントニオ猪木&柴田勝久とタッグマッチで対戦した。この来日時も外国人エースを務め、大阪では猪木とのシングルマッチも行われている[7]

本国の南アフリカでは、1973年8月2日にケープタウンにて、オーストリアオットー・ワンツとCWA世界ヘビー級王座の初代王者決定戦を争った[8]。この試合には敗退したものの、翌1974年には故郷のヨハネスブルグにてEWU(ヨーロピアン・レスリング・ユニオン)の世界スーパーヘビー級王者に認定され[9]、さらにサウス・アフリカン・ヘビー級王座も獲得[10]。以降は南アフリカのマット界のエースとなって活躍し、ドン・レオ・ジョナサン坂口征二スパイロス・アリオンオックス・ベーカータイガー・ジェット・シンセーラー・ホワイトら世界の強豪を退けた(1975年にジョナサン、1976年10月に坂口にEWU王座を奪われるも、いずれも短期間で奪還している[9][4]

1980年代に入っても、1981年10月にブラックジャック・マリガン1984年2月にはビッグ・ジョン・スタッドなど、スーパーヘビー級の大物選手を相手にEWU王座戦を行ったが、1984年11月に一時引退してタイトルを返上[9]。その後は単発的にリングに復帰し、1986年イゴール・ボルコフケビン・ワコーズと対戦。1987年にケープタウンにて引退興行が行われた。

得意技

獲得タイトル

ヨーロピアン・レスリング・ユニオン
  • EWU世界スーパーヘビー級王座:6回[9]
インターワールド・レスリング・プロモーションズ
  • サウス・アフリカン・ヘビー級王座:1回[10]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 『新日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P51(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b c d Jan Wilko”. Wrestlingdata.com. 2013年12月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e Jan Wilkens”. Cagematch.net. 2013年12月17日閲覧。
  4. ^ a b c 『THE WRESTLER BEST 1000』P304(1996年、日本スポーツ出版社)
  5. ^ a b c d e 『国際プロレス クロニクル 上巻(DVD-BOX)』特典付録CD-ROM 国際プロレス全パンフレット「1969年 ダイナマイト・シリーズ」(2011年、クエスト)
  6. ^ IWE 1969 Dynamite Series”. Puroresu.com. 2015年4月23日閲覧。
  7. ^ Jan Wilkens » Matches”. Cagematch.net. 2013年12月17日閲覧。
  8. ^ Catch Wrestling Association World Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年12月17日閲覧。
  9. ^ a b c d European Wrestling Union World Super Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年12月17日閲覧。
  10. ^ a b South African Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年12月17日閲覧。

外部リンク


「Jan Wilkens」の例文・使い方・用例・文例

  • 7はJanuaryseventhと読む
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