JR貨物UH16A形コンテナとは? わかりやすく解説

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JR貨物UH16A形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/26 17:54 UTC 版)

JR貨物UH16A形コンテナ
化成物流名義に変更された、UH16A-3
基本情報
種別 20 ft規格のホッパコンテナ[1]
所有者 菱成産業日本通運四日市支店
製造メーカー 東急車輛製造大阪
製造年 1991年12月(平成03年)〜 1992年01月(平成04年)
製造数 20個
形式消滅年 2005年度
常備駅 四日市駅
主要諸元
外面色 台枠部位は『菱成グリーン(モスグリーン)』、四側面は銀色
専用種別 ポリスチロール(ポリスチレン)
化成品分類番号 なし
全長 6,058 mm
全幅 2,438 mm
全高 2,438 mm
材質 台枠および柱部位は普通鋼 ・ ホッパ部位はステンレス鋼板
総重量 12.3 t
備考 積荷の荷役は、本体上部面(屋根部位)に設置されている四個のマンホールより積み込み、片側面下部に設置された四角い小型マンホール内へ、バキュームカーの様なホースを差し込んでコンテナ底部位から吸い上げる【吸引式】を採用している。
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UH16A形コンテナ(UH16Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している20 ft型、(ホッパコンテナ)である。

形式の数字部位「16」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積16 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算のために、15.5 m3 - 16.4 m3の間に属するコンテナが対象となる[2]

また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[3]

1991年12月(平成03年)〜 1992年01月(平成04年)にかけて旧、東急車輛製造大阪にて菱成産業所有の最初の1個目を皮切りとして、20個が一気に製造された[4]

特記事項

総重量などによる番台区分はない。

また、JR貨物移行後の現在の新形式付与制度で最初に登録されたUH17A形に続き、本形式でも採用されている、鉄柱で漏斗状の本体を支えているスタイルでの東急製は、最後の製作事例[注 1]となっている。その後の二形式内での追加増備でも採用された漏斗スタイルは、全て日本車両製の独占となっている。[5][6]

0番台の概要

UH16A-1〜10【10個】
菱成産業所有[7]。→→合併により、所有社名は後に化成物流へ変更[7]
UH16A-11〜20【10個】
日本通運所有 ・ 菱成産業借受[7]。→→合併により、借受社名は後に化成物流へ変更[7]

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 実質、UH16A形=20個および、UH17A形=10個の二形式30個で終了。

出典

  1. ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
  2. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
  3. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
  4. ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
  5. ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
  6. ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P41』より。
  7. ^ a b c d [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。

参考文献

  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 

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