JR貨物UH16A形コンテナ
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JR貨物UH16A形コンテナ | |
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化成物流名義に変更された、UH16A-3
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基本情報 | |
種別 | 20 ft規格のホッパコンテナ[1] |
所有者 | 菱成産業、日本通運四日市支店 |
製造メーカー | 東急車輛製造大阪 |
製造年 | 1991年12月(平成03年)〜 1992年01月(平成04年) |
製造数 | 20個 |
形式消滅年 | 2005年度 |
常備駅 | 四日市駅 |
主要諸元 | |
外面色 | 台枠部位は『菱成グリーン(モスグリーン)』、四側面は銀色 |
専用種別 | ポリスチロール(ポリスチレン) |
化成品分類番号 | なし |
全長 | 6,058 mm |
全幅 | 2,438 mm |
全高 | 2,438 mm |
材質 | 台枠および柱部位は普通鋼 ・ ホッパ部位はステンレス鋼板 |
総重量 | 12.3 t |
備考 | 積荷の荷役は、本体上部面(屋根部位)に設置されている四個のマンホールより積み込み、片側面下部に設置された四角い小型マンホール内へ、バキュームカーの様なホースを差し込んでコンテナ底部位から吸い上げる【吸引式】を採用している。 |
UH16A形コンテナ(UH16Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している20 ft型、(ホッパコンテナ)である。
形式の数字部位「16」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積16 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算のために、15.5 m3 - 16.4 m3の間に属するコンテナが対象となる[2]。
また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[3]。
1991年12月(平成03年)〜 1992年01月(平成04年)にかけて旧、東急車輛製造大阪にて菱成産業所有の最初の1個目を皮切りとして、20個が一気に製造された[4]。
特記事項
総重量などによる番台区分はない。
また、JR貨物移行後の現在の新形式付与制度で最初に登録されたUH17A形に続き、本形式でも採用されている、鉄柱で漏斗状の本体を支えているスタイルでの東急製は、最後の製作事例[注 1]となっている。その後の二形式内での追加増備でも採用された漏斗スタイルは、全て日本車両製の独占となっている。[5][6]
0番台の概要
ギャラリー
- UH16A-0番台ギャラリー
脚注
注釈
- ^ 実質、UH16A形=20個および、UH17A形=10個の二形式30個で終了。
出典
- ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
- ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
- ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
- ^ [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P41』より。
- ^ a b c d [月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回 P40』より。
参考文献
- 吉岡心平(編著)『[月刊とれいんNo.558(2021年6月号)、『JR初期の私有コンテナ第3回』』㈱エリエイ プレス・アイゼンバーン、2008年3月。全国書誌番号: 雑誌06759-06。
関連項目
- JR貨物UH16A形コンテナのページへのリンク