石井 眞木
舞踊家・石井漠の三男として東京に生まれる。父の舞踏音楽を担当していた伊福部昭らに幼少より作曲を師事。22歳でベルリン音楽大学に留学し、ボリス・ブラッハー、ヨーゼフ・ルーファー等に作曲を学ぶ。26歳で帰国後は、十二音技法等前衛技法を用いた作曲活動を展開していたが、寺院での声明との出会いが転機となり、日本やアジアの伝統音楽と西洋の前衛的手法を結びつけた創作を開始。「静」と「動」のコントラストが鮮やかな独自の作品スタイルを確立していく。33歳でベルリン市の招きにより再渡独後は、ベルリンと東京 の二都を本拠に、作曲家、指揮者、国際交流活動オーガナイザーとして精力的に活動。しかし惜しくも甲状腺癌のため、66歳で急逝した。尾高賞、中島健蔵音楽賞大賞、ドイツ批評家賞、京都音楽賞大賞、日本伝統文化振興賞、紫綬褒章など多数受賞。
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