ITERの目標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 18:53 UTC 版)
公式のITERの目標は「平和的目的のための核融合エネルギーの科学的・技術的な実現性のデモンストレーション」となっている。ITERではいくつか個別の目標があるが、すべて実際に役立つ核融合動力炉の開発についての事柄である。 短時間、外部入力エネルギーより10倍の融合熱によるエネルギーを発生させる(Q値=エネルギー増倍率:10) Q値を5を超えて安定したプラズマを発生させる 最大8分間の融合パルスを維持する 「燃焼」(自己維持)プラズマを点火する 核融合発電所に必要な科学技術と技法を開発する ― 超伝導磁石とロボットによる遠隔操作技術を含む トリチウムの生産構想を立証する 中性子を遮蔽し熱を生み出す技術を向上させる(D+T核融合反応での多くのエネルギーが高速中性子の形で得られる)
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