IMSI分析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/16 13:53 UTC 版)
「International Mobile Subscriber Identity」の記事における「IMSI分析」の解説
IMSI分析 (IMSI analysis) は加入者のIMSIを調べ、そのIMSIが属する携帯電話網を特定し、その網の加入者が現在の網を使えるかどうか(国が違う場合、ローミング合意が必要)を判定する。 加入者がそのプロバイダの加入者ではない場合、IMSIは Global Title(SS7のネットワーク層プロトコルSCCPのアドレス)に変換しなければならず、それを使ってリモートのHLRにある加入者のデータにアクセスする。これは特に国際ローミングで重要である。北米以外では、IMSIは Mobile Global Title (MGT) フォーマット(E.214規格)に変換される。これは電話番号の規格であるE.164に似ているが異なる規格である。E.214は、IMSIを国際SS7網のルーティングに使える番号に変換する方法を規定している。E.214によれば変換は2段階で行われる。まずMCCを特定し、それをE.164の国番号に変換し、次にMNCを特定し、それをその国のネットワークコードに変換する。しかし、実際にはこのような変換方式は使われておらず、GSM関係者は1段階の処理で変換をしていると明確に述べている。 北米では、IMSIをE.212の番号に直接変換しており、その値に何の変更も加えない。それがアメリカのSS7網で直接使われる。 変換後、SCCPを使ってメッセージを最終目的地まで送る。
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