ORANGE RANGE (2006年のアルバム)とは? わかりやすく解説

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ORANGE RANGE (2006年のアルバム)

(Hello (ORANGE RANGEの曲) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 13:52 UTC 版)

『ORANGE RANGE』
ORANGE RANGEスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル gr8! records
プロデュース シライシ紗トリ
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 2006年度年間65位(オリコン)
  • 登場回数14回(オリコン)
ORANGE RANGE アルバム 年表
Squeezed
2006年
ORANGE RANGE
2006年
ORANGE
RANGE

2007年
『ORANGE RANGE』収録のシングル
  1. チャンピオーネ
    リリース: 2006年6月10日
  2. UN ROCK STAR
    リリース: 2006年8月30日
  3. SAYONARA
    リリース: 2006年10月25日
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ORANGE RANGE』(オレンジレンジ)は、日本ミクスチャーバンドORANGE RANGEの4枚目のオリジナルアルバムソニー・ミュージックレコーズのgr8! recordsより2006年12月に発売。

解説

  • 前作『ИATURAL』から、1年2ヶ月ぶりとなるオリジナル・アルバム。
  • オリコンウィークリーチャート初登場2位。デイリーチャートでは、初日に1位を獲得したが、2日目からは福山雅治の5年ぶりのオリジナルアルバム『5年モノ』が1位を獲得し、1位獲得はならなかった。年間チャートでは、1週間のみの集計ながら、65位を記録した。
  • 初回限定盤には、PVと、過去のシングル曲のPVをダイジェストに集約したDVDが付属した。ORANGE RANGEのアルバムにDVDが付いたのはこれが初めてである。
  • 通常盤はコネクテッドCD仕様で、DVDと同内容が期間限定のストリーミング配信で視聴可能となっていた。
  • 初回限定盤のジャケットには「ORANGE RANGE」と書かれており、通常盤のジャケットにはORANGE RANGEのロゴマークが大きく書かれている。ジャケット違いがあるのは初めてである。
  • 初回限定盤、通常盤にかかわらず、購入者には「メンバーの写真入りR指定特製ステッカー」が、店頭でプレゼントされた。
  • タイトルの「ORANGE RANGE」は「メーターのオレンジ色の部分」がモチーフになっており、「振り切った」「いっちゃってる」という意味がある。このタイトルを推したのは、NAOTOであり、前からつけたかったようであったが、過去3作では、いずれも先に候補に挙がったタイトルを採用したことから、本作でようやく採用された(2006年12月6日、エフエム宮崎の番組内でのYAMATOの発言)。難色を示したメンバーもいたが、NAOTOの「今回だめだったら次(のアルバムに)つける」との発言により決定した。その他にも、強引なプレゼンをしたようである。
  • 本作はストリングスを起用された曲が多く、NAOTO曰く「ブームですね。いいストリングスの素材を見つけて、調子に乗ってどんどん使っちゃったっていう(笑)」[1]
  • YAMATOのクレジット欄には「HAPPY MC」と書かれている。
  • ORANGE RANGEのCDとして初めて、シークレットトラックが収録されている。
  • マスタリングは、初の外国人と、ニューヨーク・ソニースタジオである。
  • アルバムの宣伝に、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』などで有名な浅見千代子が、公式サイトやコマーシャルに出演した。また、2006年12月9日渋谷で行われたイベントには、アニマル浜口が出演した。これらについては、外部リンクを参照。
  • 2007年には、このアルバムを引っ提げたアリーナツアーを敢行した。
  • NAOTOのスペシャルサンクス欄には絵が描いてあり、スパイスミュージック側のORANGE RANGE公式サイトの中の隅にその絵が掲載されている。

収録曲

シングル曲およびカップリング曲の解説は各ページを参照。

  • 全作詞・作曲・編曲:ORANGE RANGE(特記以外)
CD
#タイトル作詞作曲ストリングス時間
1.「MIRACLE」   
2.チャンピオーネ  弦一徹
3.「DANCE2 feat.ソイソース」   
4.「FAT」 低音一家 
5.「BEAUTIFUL DAY」  弦一徹
6.「風林火山」 低音一家 
7.「Everysing」   
8.「Walk on」  弦一徹
9.「So Little Time feat.ペチュニアロックス」   
10.「FIRE BUN feat.GOD MAKING」RYO/TSK/NEWMAN低音一家 
11.UN ROCK STAR   
12.「Hello」  弦一徹
13.「LIGHTS」   
14.「Great Escape」   
15.「STEP BY STEP」  弦一徹
16.SAYONARA  弦一徹
17.「Silent Night」  弦一徹
18.「Miami」(シークレット・トラック)   
合計時間:

楽曲解説

  1. MIRACLE
    打ち込み音を駆使した曲。メンバー曰く「ORANGE RANGEらしい曲。」
    CD発売前からLIVE FANTAZICALの初期から披露されていた。
  2. チャンピオーネ
    13thシングル。NHK2006 FIFAワールドカップ」放送テーマソング。
    アルバムの曲順を決める際、一番悩んだようである。
  3. DANCE2 feat.ソイソース
    江崎グリコポッキー極細」、「ポッキーチョコレート」CMソング。
    12thシングル「キズナ」c/w「ソイソースのTheme」以来のソイソース参加作品。
    2ndアルバム「musiQ」収録の「papa」や3rdアルバム「ИATURAL」収録の「pe nyom pong」同様、「意味のわからない歌詞の曲」であり、このような楽曲が3曲目に入っていることについて、NAOTOは「出世した」と言っている。
    2006年のミュージックステーションスーパーライブでは、『チャンピオーネ』の前にサビだけ演奏された。また、CDTVの年越しライブでは、各メンバーがそれぞれ大物ミュージシャンのような格好をして演奏。
    タイトルの読み方は「ダンスダンス」である。元のタイトルは「DANCE DANCE」だった。
    2007年のシングル『イカSUMMER』にKAGAMIによるリミックスバージョンが収録される。
    CMにはメンバーと同じ沖縄出身の新垣結衣が出演。新垣は渋谷スクランブル交差点で人とすれ違い様に、「♪パッパッパーラ」と歌われる事があったと言う。
  4. FAT
    低音一家による作品で、曲制作にはNAOTOも参加。
    テーマをYOHが決めることはめったにないそうだが、この曲の「図太く、男らしく」というテーマはYOHの発案によるもの。
    原型は3rdアルバム「ИATURAL」の頃からあった。
  5. BEAUTIFUL DAY
    地球上の矛盾や戦争の虚しさを歌っている。このテーマはYAMATOが発案。
    メンバー曰く、「このようなテーマに答えはないが、僕たちが歌うことによって、何かを感じ取ってもらえれば…。」とのこと。Blue Smithのアルバムにこの曲の別ヴァージョンが収録された。
  6. 風林火山
    14thシングルc/w。
    アルバムバージョンであり、前奏部分に馬の鳴き声など、戦国時代をイメージさせるものが足されている。
    タイアップの無いc/wがアルバムに収録されるのは『1st CONTACT』以来。
  7. Everysing
    働き過ぎの日本人、サラリーマンへの応援ソング。
    パーカッションが入っており、NAOTO曰く「全体の展開がウリ」。
    最後のアウトロでは一転し、そのまま「Walk on」へと続く。
    曲名は、意図的なものである。
  8. Walk on
    13thシングルc/w。映画「チェケラッチョ!!」エンディングテーマソング。「Town&Country」CMソング。
  9. So Little Time feat.ペチュニアロックス (3:43.72)
    HIROKIとNAOTOが歌っている。
    一応歌詞はあるが、1分間ヴォーカルがなく、声が加工されている。いわゆる半インスト曲。
  10. FIRE BUN feat.GOD MAKING
    3rdアルバム「ИATURAL」収録の「盃 Jammer」に続く、低音一家のコラボレーション楽曲。
    沖縄から本州に向けて歌われた曲。
    GOD MAKINGは、地元沖縄で活躍中のレゲエチーム。アルバムのジャケット中にある「SPECIAL THANKS」のRYOの所に、この名が出ていた。RYO曰く「すごく憧れていた先輩なので、今回コラボレーションできたことはとても嬉しい」。
  11. UN ROCK STAR
    14thシングル。ホンダ・ストリームコマーシャルソング、日本テレビ系「スポーツうるぐす」8月テーマソング。10万枚限定盤。
    表記がないが実はアルバムバージョンであり、アウトロのベースのフレーズが1回から2回に変更されている
  12. Hello
    ディズニー・チャンネルの「夢中のスイッチ」イメージキャンペーンCMソング。
    「あぁ〜あ夢を見ない大人にはなりたくないなぁ」という歌詞はYAMATOがファルセットを使って歌っているが、直前のHIROKIのパートとかぶっている。
    RYOは、この曲で自分の道が開けたらしい。
    MIRACLE同様、LIVE FANTAZICALで発表前から披露されていた。ちなみにこれをライブでやろうといったのはYOHである。
  13. LIGHTS
    アルバム制作期間初期にできた曲。
    メンバーは「深夜に高速道路を走りながら聴きたい」と語っている。
  14. Great Escape
    レコーディングの後半になって制作された曲。
    NAOTO曰く、「ファーストアルバム(『1st CONTACT』)を作った時の感覚に近い」とのこと。HIROKIも、「このような曲は久しぶり。テンションが上がる」と言っている。YAMATOによると「昔のレッチリっぽい」曲。
  15. STEP BY STEP
    コンセプトは、「切ない恋愛」。
    イントロは1分以上もある。
    最初の部分で「二人で日々OK」と歌詞に書いてあるが、曲中では「ありきたりな日々It's OK」と歌われている。サビの部分でも「素直なサインで」と歌詞には書いてあるが、実際は「素直なサニーディ」と歌われている。
  16. SAYONARA
    15thシングル。TBSドラマ鉄板少女アカネ!!」主題歌。
  17. Silent Night
    タイトルがSilent(英語で「静かな」という意味)という事で、音が他の曲と比べて小さくなっている。
    裏 SHOPPING』ではリマスタリングにより、音圧が向上したものが収録されている。
  18. Miami
    シークレットトラックであり、公式には名前が存在しない。「Miami」というのは、一部音楽配信サイトで紹介されているタイトル。
    インスト曲。
    LIVE FANTAZICALのSEとして使われていた。

初回盤DVD

  1. チャンピオーネ
  2. Walk on
  3. UN ROCK STAR
  4. SAYONARA
  5. Speacial Digest
    過去のシングル曲のPVとメイキング映像をダイジェストで紹介。

タイアップ

参加ミュージシャン

  • YAMATO:HAPPY MC
  • HIROKI:MC
  • RYO:MC
  • NAOTO:Programming、Other Instruments、g
  • YOH:BASS
MIRACLE
  • Drums:桜井正宏
  • Chorus:曇天サヤカ
チャンピオーネ
DANCE2 feat.ソイソース
  • Drums:桜井正宏
  • Chorus:曇天サヤカ
FAT
  • Drums:桜井正宏
BEATUTIFUL DAY
  • Drums:佐野康夫
  • Strings:弦一徹グループ
  • くすくす:中筋合唱団
  • Strings Arrangement:吉俣良
風林火山
  • Drums:桜井正宏
Everysing
  • Drums:桜井正宏
  • Percussion:三沢またろう
  • Chorus:曇天サヤカ
Walk on
  • Drums:桜井正宏
  • Strings:弦一徹グループ
  • Chorus:曇天サヤカ
  • Strings Arrangement:吉俣良

So Little Time feat.ペチュニアロックス
  • Drums:桜井正宏
  • Chorus:曇天サヤカ
FIRE BUN feat.GOD MAKING
  • Drums:桜井正宏
UN ROCK STAR
  • Drums:桜井正宏
Hello
  • Drums:桜井正宏
  • Strings:弦一徹グループ
  • Chorus:曇天サヤカ
  • Strings Arrangement:吉俣良
LIGHTS
  • Drums:桜井正宏
Great Escape
  • Drums:桜井正宏
STEP BY STEP
  • Drums:佐野康夫
  • Strings:弦一徹グループ
  • Strings Arrangement:吉俣良
SAYONARA
  • Drums:桜井正宏
  • Strings:弦一徹グループ
  • Piano:中村康就
  • Strings Arrangement:吉俣良
Silent Night
  • Drums:桜井正宏
  • Strings:弦一徹グループ
  • Chorus:曇天サヤカ
  • Strings Arrangement:吉俣良

脚注

  1. ^ エンターブレイン「ORANGE RANGE First 10 years」p87

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