Groffとは? わかりやすく解説

Groff

名前 グルフ; グロフ

groff

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 03:04 UTC 版)

Groff
作者 GNUプロジェクト
リポジトリ
対応OS クロスプラットフォーム
種別 Typesetting
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.gnu.org/software/groff/
テンプレートを表示

GroffGNUプロジェクトによる、roffの代替となる実装である。ジェームズ・クラークC++を主言語として独自に実装した。多数のエクステンションを含め、ditroffを手本にしている。最初のバージョンである0.3.1は1990年6月にリリースされた。最初の安定版は1.04で、1991年11月にアナウンスされた。AT&Tのtroff/nroffパッケージはプロプライエタリソフトウェアな上、UNIXブランドのシステムにおいても必ずしも利用可能ではなかった。Groff はこれらを置き換えるための、容易に入手できる自由ソフトウェアとして開発された。1999年、Werner LembergとTed HardingがGroffのメンテナンスを引き継いだ[1]

Groffは eqn、tbl、pic、soelimといったプリプロセッサやポストプロセッサ用の多数のヘルパープログラムを含んでいる。また、troffのマクロパッケージを置き換えたり拡張したりするマクロパッケージもある。

Groffは新機能の開発を進めており、Linuxや4.4BSDの派生オペレーティングシステム (OS) 等のフリーでオープンソースUnix系OSにおいて重要な位置を占めている。特にUnix系OSのドキュメントの標準的な形式である manページの作成にtroffマクロが使われているためである。

OpenBSDはバージョン 4.9 以降、groffではなくmandoc英語版を使用している[2]

関連項目

脚注

  1. ^ FFII-Nachrichten 1999 Woche 20”. www.fitug.de. 2022年7月30日閲覧。
  2. ^ OpenBSD 4.9 Changelog”. www.openbsd.org. 2022年7月30日閲覧。

外部リンク


groff

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/14 15:49 UTC 版)

ジェームズ・クラーク (ソフトウェア技術者)」の記事における「groff」の解説

テキスト整形を行うソフトウェアUNIXツールtroffnroffオープンソースによる実装である。C++実装されている。クラークはgroffをGNUプロジェクト寄贈した。groffは、Linuxをはじめとした多くUNIX似たオペレーティングシステム (OS) の、基本部分構成するソフトウェア一つとなっている(UNIXマニュアルなど)。

※この「groff」の解説は、「ジェームズ・クラーク (ソフトウェア技術者)」の解説の一部です。
「groff」を含む「ジェームズ・クラーク (ソフトウェア技術者)」の記事については、「ジェームズ・クラーク (ソフトウェア技術者)」の概要を参照ください。

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