FormsAuthentication.EnableCrossAppRedirects プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

FormsAuthentication.EnableCrossAppRedirects プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

認証されたユーザーを他の Web アプリケーション内の URL にリダイレクトできるかどうかを示す値を取得します。

名前空間: System.Web.Security
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared ReadOnly Property
 EnableCrossAppRedirects As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim value As Boolean

value = FormsAuthentication.EnableCrossAppRedirects

C#

public static bool EnableCrossAppRedirects
 { get; }

C++

public:
static property bool EnableCrossAppRedirects
 {
    bool get ();
}

J#

/** @property */
public static boolean get_EnableCrossAppRedirects
 ()

JScript

public static function get
 EnableCrossAppRedirects () : boolean

プロパティ値
認証されたユーザーを他の Web アプリケーション内の URL にリダイレクトできる場合は true。それ以外の場合は false。既定値は false です。

解説

EnableCrossAppRedirects プロパティ値は forms 構成要素の enableCrossAppRedirects 属性を使用して設定されます。

リダイレクト URL が現在のアプリケーション内のページを指していない場合、RedirectFromLoginPage メソッド内で EnableCrossAppRedirects プロパティがチェックされます。EnableCrossAppRedirects が true の場合は、リダイレクトが実行されます。EnableCrossAppRedirects が false の場合は、ブラウザは DefaultUrl プロパティに定義されたページにリダイレクトされます。

メモ
アプリケーション間でリダイレクトを行う際には、認証するアプリケーション間で、forms 構成要素内のいくつかの属性について複製が行われていることを確認する必要があります。詳細と例については、「アプリケーション間のフォーム認証」を参照してください。

使用例

ASP.NET アプリケーションの Web.config ファイルの enableCrossAppRedirects 属性を true に設定するコード例を次に示します。

<authentication mode="Forms">
  <forms loginUrl="member_login.aspx"
    cookieless="UseUri"
    requireSSL="true" 
    enableCrossAppRedirects="true" />
</authentication>

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
FormsAuthentication クラス
FormsAuthentication メンバ
System.Web.Security 名前空間
その他の技術情報
ASP.NET Web アプリケーションのセキュリティ