FW11
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:25 UTC 版)
「ウィリアムズ・FW11」の記事における「FW11」の解説
FW11は、1986年シーズンに投入された車両である。ウィリアムズ初の完全なカーボンモノコックシャシーとなったFW10の後継モデルとして設計された。設計には、GEのCALMAシステム(CAD/CAM)を使用した。 開幕戦ブラジルGPにスペアカーも含め3台のFW11が用意された。シーズンを通じ、FW11は6台が製造された。 エンジンはホンダのRA166Eを搭載した。前作であるRA165Eよりもスモールボア・ロングストローク化がなされた。またFW11から、ホンダによる無線を使用した双方向通信(テレメトリーシステム)が導入された。 全16戦のうち9勝を挙げ、コンストラクターズタイトルを獲得した。ブラジルGPで優勝したこのマシンは、パトリック・ヘッドが設計したマシンでは初めてデビューレースで勝利を挙げることに成功した。しかしドライバーズタイトルは、ネルソン・ピケとナイジェル・マンセルというチームメイト同士にマクラーレンのアラン・プロストを加えた激しい争いが最終戦にまでもつれ込み、結局プロストが漁夫の利をさらう格好になった。
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