FDIC加盟要件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 04:55 UTC 版)
「連邦預金保険公社」の記事における「FDIC加盟要件」の解説
銀行がFDICに加盟するためには、資産流動性と積立金の点で以下の要件を満たさなければならない。銀行は、そのリスク資産比率に基づいて5段階のグループに分類されている。 充実(Well capitalized) - 10%以上 適正(Adequately capitalized) - 8%以上 不足(Undercapitalized) - 8%未満 かなり不足(Significantly undercapitalized) - 6%未満 危機的不足(Critically undercapitalized) - 2%未満 「不足」状況以下の場合はブローカー預金の受け入れが禁止される(「適正」状況の場合、FDICの個別承認を受けた上でブローカー預金の受け入れが可能である)。「不足」の状態に陥った銀行に対しては、FDICが警告を発令し、役員報酬の支払いの禁止や預金利率制限が行われる。「かなり不足」に対しては、経営陣を更迭し、是正措置を取るよう指揮をとれる。「危機的不足」に対しては、FDICが当該金融機関に立ち入り、資産査定等の破綻処理の準備が行われ、90日以内に是正が行われない場合は後述の破綻処理に移行する。 また、FDIC加盟銀行は人種などにかかわり無く住宅ローンを貸す事が求められている。(イコールハウジングレンダー)家の中に等号の描かれたシンボルでそれが示されている。
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