FCロストフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 22:11 UTC 版)
FCロストフ | |||
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原語表記 | Футбольный клуб "Ростов" | ||
愛称 | ジョルト=シニエ(黄と青)[1], RSM (Rost Sel Mash), Selmashi | ||
クラブカラー | 黄色、青 | ||
創設年 | 1930年 | ||
所属リーグ | プレミアリーグ | ||
ホームタウン | ロストフ・ナ・ドヌ | ||
ホームスタジアム | ロストフ・アリーナ | ||
収容人数 | 45,000 | ||
代表者 |
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監督 |
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公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
FCロストフ(ロシア語: Футбольный клуб "Ростов"、英語: Football Club Rostov)は、ロシア・ロストフ・ナ・ドヌを本拠地とするサッカークラブ。
歴史
クラブは1930年に創設された。ソビエト連邦サッカーリーグに所属したことはなく、1992年のロシアサッカー・プレミアリーグでトップディビジョンデビューを果たした[1]。
1999年のUEFAインタートトカップ 1999で欧州カップ戦デビューを果たした[1]。
2003年、ロシアの農業機器メーカー「ロスツェルマシュ」がスポンサーを離れ、FCロストフへ改称された[1]。
2014年、ミオドラグ・ボージョヴィッチ監督の下でロシア・カップ初優勝を飾り、クラブ史上初となる主要タイトルを獲得した[1]。
クラブを代表する選手は1960 欧州ネイションズカップ決勝で決勝ゴールを決めたヴィクトル・パニジェーリニク(当時はFC SKAロストフ・ナ・ドヌ所属)で、2015年にホームスタジアムのオリンプ-2正面に銅像が建てられた[1]。
2015-16シーズンはグルバン・ベルディエフ監督の下でプレミアリーグ2位になり、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した[2]。2016年8月24日、プレーオフでアヤックスに勝利し、初の本大会出場を果たした[3]。グループステージ第5節のバイエルン・ミュンヘン戦でチャンピオンズリーグ本大会初勝利を飾った[4][5]。 UEFAチャンピオンズリーグ 2016-17のグループステージで3位となり回ったUEFAヨーロッパリーグ 2016-17でラウンド16で優勝することになるマンチェスター・ユナイテッドFCに2試合合計1-2で準々決勝進出を逃した。
2016-17シーズンは、第29節終了時は4位でUEFAヨーロッパリーグ予選3回戦出場圏内だったが、最終節に5位だったFCクラスノダールと6位だったFCテレク・グロズヌイに抜かれ最終順位が6位となりUEFAヨーロッパリーグ出場を逃した。
2017-18シーズンは11位、2018-19シーズンは9位で終えた。
2019-20シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、トップチームの6選手が検査で陽性反応を示し、トップチーム全体が隔離措置の対象となり、ユースチームで挑んだ再開初戦のFKソチ戦では1-10で惨敗する大失態を犯したが、それでも開始47秒で17歳のMFが先制ゴールを奪ったほか、17歳のGKがPKストップを含む15セーブを記録し、異例のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。このシーズンは5位で終え、UEFAヨーロッパリーグ予選3回戦からの出場権を獲得した。
クラブ名の遍歴
- 1930年 - 1953年 トラクトール (Traktor)
- 1953年 - 1957年 トルペド (Torpedo)
- 1957年 - 2003年 ロスツェルマシュ (Rostselmash)
- 2003年 - 現在 FCロストフ (FC Rostov)
タイトル
- ロシア・カップ:1回
- 2013-14
- ロシア・ファーストディビジョン:1回
- 2008
過去の成績
シーズン ディヴィジョン 順位 試 勝 分 負 得 失 点 カップ 欧州カップ戦 1992 プレミア 8 26 8 7 11 22 28 23 ベスト16 1993 17 34 8 12 14 35 52 28 ベスト16 1994 1部 2 42 27 8 7 92 44 62 ベスト32 1995 プレミア 14 30 8 4 18 35 56 28 ベスト32 1996 11 34 11 8 15 58 60 41 ベスト16 1997 13 34 9 14 11 34 38 41 ベスト32 1998 6 30 11 11 8 42 38 44 準々決勝敗退 1999 7 30 11 8 11 32 37 41 ベスト32 UIC 準決勝敗退 2000 12 30 6 14 10 24 27 32 ベスト32 UIC 3回戦敗退 2001 12 30 8 8 14 29 43 32 ベスト32 2002 11 30 7 10 13 29 49 31 準優勝 2003 11 30 8 10 12 30 42 34 準々決勝敗退 2004 12 30 7 8 15 28 42 29 ベスト16 2005 13 30 8 7 15 26 41 31 ベスト32 2006 12 30 10 6 14 42 48 36 準々決勝敗退 2007 16 30 2 12 16 18 44 18 ベスト16 2008 1部 1 42 29 9 4 78 29 96 ベスト64 2009 プレミア 14 30 7 11 12 28 39 32 ベスト32 2010 9 30 10 4 16 27 44 34 準決勝敗退 2011-12 13 44 12 12 20 45 61 48 準決勝敗退 2012-13 13 30 7 8 15 30 41 29 準決勝敗退 2013-14 7 30 10 9 11 40 40 39 優勝 2014-15 14 30 7 8 15 27 51 29 ベスト32 UEL プレーオフ敗退 2015-16 2 30 19 6 5 41 20 63 ベスト64 2016-17 6 30 13 9 8 36 18 48 ベスト32 UCL GS敗退 UEL ベスト16 2017-18 11 30 9 10 11 27 28 37 ベスト16 2018-19 9 30 10 11 9 25 23 41 準決勝敗退 2019-20 5 30 12 9 9 45 50 45 ベスト16 2020-21 9 30 13 4 13 37 35 43 ベスト16 UEL 予選3回戦敗退 2021-22 9 30 10 8 12 47 51 38 ベスト32 2022-23 30
欧州の成績
シーズン | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | ホーム | アウェー | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1999 | UEFAインタートトカップ | 2回戦 | ![]() |
2-1 | 1-1 | 3-2 | ![]() |
3回戦 | ![]() |
0-1 | 2-1 | 2-2 (a) | ![]() | ||
準決勝 | ![]() |
0-4 | 1-5 | 1-9 | ![]() | ||
2000 | UEFAインタートトカップ | 3回戦 | ![]() |
0-2 | 1-3 | 1-5 | ![]() |
2014-15 | UEFAヨーロッパリーグ | プレーオフ | ![]() |
0-0 | 0-2 | 0-2 | ![]() |
2016-17 | UEFAチャンピオンズリーグ | 3回戦 | ![]() |
2-2 | 2-0 | 4-2 | ![]() |
プレーオフ | ![]() |
4-1 | 1-1 | 5-2 | ![]() | ||
グループD | ![]() |
3-2 | 0-5 | 3位 | ![]() | ||
![]() |
2-2 | 0-0 | |||||
![]() |
0-1 | 1-2 | |||||
UEFAヨーロッパリーグ | ラウンド32 | ![]() |
4-0 | 1-1 | 5-1 | ![]() | |
ラウンド16 | ![]() |
1-1 | 0-1 | 1-2 | ![]() | ||
2020-21 | UEFAヨーロッパリーグ | 予選3回戦 | ![]() |
1-2 | N/A | N/A | ![]() |
現所属メンバー
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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ローン移籍
- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
セルゲイ・バラクニン 2001, 2003, 2004, 2005-2007, 2011-2012
オレグ・ドルマトフ 2007-2009
オレグ・プロタソフ 2010-2011
ヴォロディミル・リュティ(代行) 2011
ミオドラグ・ボージョヴィッチ 2012-2014
イーホル・ハムラ 2014
グルバン・ベルディエフ 2014-2016
ドミートリー・キリチェンコ 2016,2017
イバン・ダニリアンツ 2016-2017
レオニド・クチョク 2017
ヴァレリー・カルピン 2017-2021, 2022-
ユーリー・ショミン 2021
ヴィタリー・カファノフ 2021-2022
歴代所属選手
GK
アレクサンドルス・コリンコ 2003-2004
イヴィカ・クラリ 2007-2008
ヴェニアミン・マンドリキン 2009
アントン・アメルチェンコ 2010
デヤン・ラディッチ 2010-2012
スティペ・プレティコサ 2011-2014
セルゲイ・ペスヤコフ 2012
ソスラン・ジャナエフ 2014-2017
DF
ユーリー・コフトゥン 1991-1993
マシュー・ブース 2002-2004
ブルーノ・シルバ 2004
ティモフェイ・カラチェフ 2006-2007、2010-2019
ヨヴァン・タナシイェヴィッチ 2006
セルゲイ・シュタニク 2008
イヴァン・ラピン 2009
ドゥシャン・アンジェルコヴィッチ 2009-2010
ソリン・ギオネア 2010
ドミトリー・クルグロフ 2011-2012
コルネル・サラタ 2011-2014
アニス・ブサイディ 2011
デニス・コロディン 2012
ウラジーミル・グラナト 2015-2017
セサル・ゴンサレス・ナバス 2015-2017
パパ・グエイェ 2016
フョードル・クドリャショフ 2016-2017
アレクセイ・コズロフ 2019-
MF
ドミトリ・ロスコフ 1992-1996
アンドレイ・カルポヴィッチ 2002-2003
ベネット・ムングニ 2003-2004
ユリス・ライザンス 2006
アルベルト・ナジ 2007
ペトル・ギツェロフ 2008-2009
アレクサンドル・クルチー 2008-2010
アレクサンドル・パヴレンコ 2009-2010
スタニスラフ・イワノフ 2010
アレクセイ・レブコ 2011
ロマン・エメリヤノフ 2011-2012
マクシム・グリゴリエフ 2011
オスカル・アウマダ 2011-2012
エドガラス・チェスナウスキス 2011-2015
ラズバン・コチシュ 2011-2013
サイード・エザトラヒ 2015-
クリスティアン・ノボア 2015-2017
アレクサンドル・エロヒン 2016-2017
アレクセイ・イオノフ 2017-2020
パヴェル・ママエフ 2019-
イヴェリン・ポポフ 2019-2020
ロマン・エレメンコ 2019-
橋本拳人 2020-
FW
グルバン・ベルディエフ 1980
ドミートリー・キリチェンコ 1998-2001、2011-2013
ロマン・アダモフ 2001-2004、2010-2012
マクシム・ブズニキン 2005-2007
アルベルト 2005
ミヘイル・アシュヴェティア 2005
ヴィッツ・リムクス 2005
アレクサンドル・マレニッチ 2006
ロベルタス・ポシュクス 2007
洪映早 2008-2010
マクシム・グリゴリエフ 2011、2014-2017
アレクサンドル・ブハロフ 2014-2018
サルダル・アズムン 2015-2017
エルドル・ショムロドフ 2017-2020
マルコ・デヴィッチ 2017
ドミトリ・ポロズ 2020-
脚注
- ^ a b c d e f “ロストフに関する10の事実”. UEFA.com (2016年8月15日). 2016年11月13日閲覧。
- ^ “「ロシアのレスター」は奇跡起こせず…本田古巣のCSKAがリーグ優勝”. Goal.com (2016年5月22日). 2016年11月12日閲覧。
- ^ “ロストフ、アヤックス退け初のGSへ”. UEFA.com (2016年8月24日). 2016年11月12日閲覧。
- ^ “UEFAチャンピオンズリーグ - ロストフ-バイエルン - ロストフ、バイエルン下してGS初白星”. UEFA.com (2016年11月23日). 2016年11月27日閲覧。
- ^ “FC Rostov v Bayern Munich”. BBC Sport (2016年11月23日). 2016年11月27日閲覧。
外部リンク
FCロストフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 01:48 UTC 版)
2020年7月9日、ロシア・プレミアリーグ・FCロストフへ完全移籍することが発表された。8月8日、第3節のFKタンボフ戦で初出場を果たした。8月24日、第4節のFCウファ戦では初先発で初ゴールも記録し、MOMに選出された。2021-22年シーズンに背番号を18へ変更した。
※この「FCロストフ」の解説は、「橋本拳人」の解説の一部です。
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