オイゼビウス・マンディチェフスキとは? わかりやすく解説

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オイゼビウス・マンディチェフスキ

(Eusebius Mandyczewski から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/09 02:44 UTC 版)

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オイゼビウス・マンディチェフスキ
基本情報
生誕 (1857-08-18) 1857年8月18日
出身地 オーストリア=ハンガリー帝国
死没 (1929-07-13) 1929年7月13日(71歳没) オーストリア
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン

 

オイゼビウス・マンディチェフスキドイツ語: Eusebius Mandyczewski, ウクライナ語: Євсевій Мандичевський Ėvsevij Mandyčevśkyj, ルーマニア語: Eusebie Mandicevschi, 1857年8月18日 - 1929年7月13日)はオーストリア=ハンガリー帝国音楽学者・音楽教師・指揮者作曲家ウクライナ系ルーマニア系。幅広い知識と探究心をそなえた研究者として知られるが、出版した著作は数少ない。

経歴

正教会ウクライナ人司祭を父親に、ブコヴィナ北部のチェルノヴィツ(当時はオーストリア・ハンガリー帝国領、第一次世界大戦後はルーマニア王国領、現在はウクライナ領)に生まれる[1]ウィーン音楽院に進んで音楽理論をグスタフ・ノッテボームに、作曲をロベルト・フックスに、音楽学エドゥアルト・ハンスリックに師事[1]1879年よりヨハネス・ブラームスの親友となり[1]、そのサークルの一員となった(またブラームスがグスタフ・イェナーを指導するのを輔佐している)。

1887年よりウィーン・ジングアカデミーの指揮者ならびにウィーン楽友協会司書に就任。その後は1897年よりウィーン音楽院にて音楽史の教授に就任し、その後はウィーン音楽院で楽器史、和声法、対位法、作曲を指導した。 1916年には枢密院に登用された。

フランツ・シューベルト作品全集およびフランツ・ヨーゼフ・ハイドン作品全集の校訂者であり、また友人ブラームスの作品全集において門弟ハンス・ガルとともに校訂に当たった。これらの版は、ドーヴァー社より復刻されている。

その他の著名な門人に、ジョージ・セルカール・ベームヨーゼフ・クリップスフリッツ・シュティードリーアルトゥール・シュナーベルら。

作曲家としては、正教会のための奉神礼音楽のほか、ピアノ曲連作歌曲を手懸けた。

1929年にニーダーエスターライヒ州のズルツ(Sulz im Weinviertel)で没した[1]

脚注

  1. ^ a b c d NDB

参考文献





固有名詞の分類

近現代の作曲家 ロケ・コルデロ  フランツ・フォン・ヴェチェイ  オイゼビウス・マンディチェフスキ  イヴァン・ジェルジンスキー  ドミトリー・カバレフスキー
ロマン派の作曲家 フランツ・フォン・ヴェチェイ  エルフリーダ・アンドレー  オイゼビウス・マンディチェフスキ  アルフレッド・ブリュノー  ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク
オーストリアの作曲家 ヨーゼフ・アイブラー  ジョーゼフ・ホロヴィッツ  オイゼビウス・マンディチェフスキ  フランツ・シュレーカー  アントン・ブルックナー
ウクライナの作曲家 ニコライ・カプースチン  マクシム・ベレゾフスキー  オイゼビウス・マンディチェフスキ  シャンドル・カロシュ  ミコラ・コレッサ
ルーマニアの作曲家 ホラチウ・ラドゥレスク  クルターグ・ジェルジュ  オイゼビウス・マンディチェフスキ  マリユス・コンスタン  パウル・コンスタンティネスク
オーストリアの音楽学者 ユリウス・エプシュタイン  オットー・エーリヒ・ドイチュ  ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル  オイゼビウス・マンディチェフスキ  レオポルト・ノヴァーク

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