ETOPSの認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 04:52 UTC 版)
ETOPSを実際に認定するのは、アメリカ連邦航空局(FAA)と欧州航空安全機関(EASA)の2機関である。 ETOPSの認定は、まず機体とエンジンの組み合わせにより型式ごとの認定(ETOPS type approval)が行われる。それから実際の運航を行うに当たっては、さらに旅客機1機ごとに個別で認可を受ける必要があり、航空会社によってはコスト削減などのため、同じ機種でもETOPS「認定」と「未認定」の機体が混在することもある。この場合、ETOPS「認定」の機体は主に長距離の洋上飛行に割り当て、「未認定」の機体は主に陸上や短距離の洋上飛行に割り当てられる また、ETOPSルールの適用時間は同じ機種・型式の旅客機でも航空会社(の運航実績と整備水準)によって違いがある。 ETOPSルール適用の旅客機は3発機(ボーイング727、DC-10、トライスターなど)や4発機(ボーイング747、エアバスA340・A380など)よりも、エンジンを中心として厳しい検査体制が採られている。
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