ECW復活の余波
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2006年、Monday Night War時代にハードコア路線でWWF、WCWと興行戦争を行っていたECWがWWE傘下で復活することが決定。2004年に発売されたDVDの売り上げが好調だったのを受けて2005年に開催されたECW One Night Stand以降、ECW人気が再燃したこともあり、6月13日からはレギュラー放送も開始された。Monday Night War時代にECWを率いていたポール・ヘイマンが番組の指揮を執り、ロブ・ヴァン・ダム(RVD)、サブゥー、サンドマン等1990年代の旧ECWの人気選手が参戦したこともあり大きく注目された。しかし、番組復活直後からかつてEC"Fuckin'"Wと評された頃の過激なECWとはまるで違った団体となってしまったことが露呈。旧ECWの名タッグであったダッドリー・ボーイズやライノ、レイヴェンがTNA移籍のため参戦不可となり、人材不足からてこ入れとして旧ECWとは関係の無かったボビー・ラシュリー、ビッグ・ショー、テスト、CMパンク等をメインイベンターとして起用せざるを得なくなる。こういった旧ECWとは関係のないレスラーの起用が旧ECWファンの違和感を誘発させた。エクストリームルールの試合もたまにしか行なわれず、NXTに切り替わる間際の2009年頃にはWWEに初登場する新人のためのデビューの場として、ほとんど若手育成のための番組となってしまい、ある程度芽が出てくるとRAWやSmack Downへ移籍することが多かった(CMパンク、コフィ・キングストン、エヴァン・ボーンなど)
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