DKI Synergy (1981)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 01:16 UTC 版)
「ベルラボ・ディジタルシンセサイザー」の記事における「DKI Synergy (1981)」の解説
同じ基本コンセプトによる更なる作業の成果が、1981年発売の低価格な Synergyである。Synergyはコンピュータ部を取り去り、システム全体を77鍵キーボード筐体に再パッケージ化した製品だった。ほぼ時を同じくして、他のアディティブ・シンセサイザー製品 Con Brio ADS 200 も比較的低価格な2万ドルで市場参入を果たした。Con Brio と GDSはいずれも販売が振るわなかったが、Synergyはいくらか市場シェアを得た。しかし1983年登場したYamaha DX7はあっという間に市場を制圧した。DX7が採用したFMシンセシスは、アディティブ・シンセシスと同様な出音の基本コントロールを提供していたが、アディティブ・シンセシスならば多数の倍音オシレータが必要な音響効果を、わずか二個のオシレータで再現可能だった。 DX7のわずか2,000ドルという価格帯は、アディティブ・シンセサイザーのいかなる競合努力をも排除した。そして1985年Synergyの生産は終了した。
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