Cycloid

デジタル大辞泉

サイクロイド【cycloid】

読み方：さいくろいど

円が一直線上または曲線上を滑ることなく転がるとき、この円の円周上に固定された一点が描く曲線。円が他の円の外周を転がるときにできる曲線をエピサイクロイド（外(がい)サイクロイド）、内側に接して転がるときにできる曲線をハイポサイクロイド（内(ない)サイクロイド）という。

IT用語辞典バイナリ

サイクロイド

別名：サイクロイド式，サイクロイド型，サイクロイドスタイル
【英】cycloid, cycloid style

サイクロイドとは、回転する円の一点が軌跡として描く弧のことであるが、IT用語としては携帯電話の液晶画面を90度回転させることができるヒンジ部分の機構のことである。

携帯電話のヒンジ構造としてのサイクロイドは、シャープの「AQUOSケータイ」に搭載された。液晶画面を回転させて横向きにすることで、端末を横倒しにすることなく、テレビ同様のワイド画面の比率のでワンセグ視聴を実現している。

なお、「サイクロイド」および「Cycloid」、「サイクロイドスタイル」は、シャープ株式会社の登録商標および商標である。

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参照リンク
画面の90°回転をスタイリッシュに実現、サイクロイドスタイル。 - （シャープ）

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大車林

サイクロイド(曲線)

英語 cycloid

円盤が平面上を転がっていくとき、円盤上の一点が措く軌跡。この曲線を歯の形状に用いた歯車をサイクロイドギヤといい、歯の接触点の滑りが少ないため精密機械に用いられる。これに対し、円柱に糸を巻き付け、ほどいていくときの糸の先端が措く曲線をインボリュート曲線という。大きな力を伝達する自動車の歯車はすべてこの曲線が用いられたインボリュートギヤである。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。