Crumar GDS (1980)
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「ベルラボ・ディジタルシンセサイザー」の記事における「Crumar GDS (1980)」の解説
ニューヨークのMusic Technologiesは、アレス・マシーンを再パッケージ化する取り組みの中で、イタリアのCrumarと提携してDigital Keyboards Inc. (DKI)を設立した。その成果は2ユニット構成の若干小さ目のシステムで、Z80ベースのマイクロコンピュータとディスクドライブからなる1つ目のユニット、1段キーボードと少数の入力スライダー・セットからなる2つ目のユニットで構成されていた。Crumar General Development System または GDS として知られるこのシステムは、1980年3万ドルで発売され、同じパフォーマンスを何度も安定再現可能なフレキシブルなシステムを必要とするスタジオに販売された。 なお同時代のアナログシンセは入力コントローラ周りの環境変化 — つまり演奏パフォーマンス全般 — の影響を受けやすく、たとえ短い遅延の後でも結果が異なる傾向があった。GDSに最も傾倒したユーザの一人、ウェンディー・カルロスはトロン (映画) のサウンドトラックでGDSを活用し、 その後現在に至るまでこの楽器を愛用している。
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