避妊法/避妊法の種類
避妊(contraception)は、妊娠を希望しない場合、受胎を防ぐために薬剤や器具を使用し、あるいは月経周期における排卵の時期や射精の方法を考慮して性交を行うことである。避妊は受胎調節を行う場合の有力な手段として用いられ、その方法を避妊法という。避妊法の種類には、一時的避妊法としてコンドーム(男性用・女性用)、経口避妊薬(ピル)、子宮内避妊具(Intrauterine Contraceptive Device,IUD)、注射法、排卵期判定法、殺精子剤であり、一部の地域ではノルプラントという皮下埋没法が実施されている。永久的避妊法として不妊手術(卵管結紮術・精管結紮術)、伝統的避妊法として膣外射精や長期授乳法がある。各避妊法の使用にあたっては、避妊法の利点・欠点、利便性、安全性、効果、副作用などを考慮し、目的に合った避妊法の選択が重要である。WHOのガイドラインやフリップチャートの教材を利用し、効果的な避妊法を指導することができる。また、避妊法の使用にあたっては“インフォームド・チョイス”の保障、すなわち十分な情報の提供と、十分な説明に基づいた避妊法の選択を保障することが重要である。(丹野かほる)
参考資料:World Health Organization,et al :Evidence-based Guidance. Dicision-making Tool for Family Planning. Clients and Providers, WHO, 2005
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