Chromatography

デジタル大辞泉

クロマトグラフィー【chromatography】

読み方：くろまとぐらふぃー

吸着剤を用いて、試料混合物の分離・検出・定量などを行う方法。吸着剤を固定相とし、この一端に試料を置き、展開剤によって溶かし出すと、試料の成分によって移動速度に差が現れることを利用したもの。

生物学用語辞典

クロマトグラフィー

英訳・(英)同義/類義語：chromatography

物質の分離分析技術の代表的な一つで、固体単体に対する吸着性や、異なる液相に対する溶解度の差などを利用して連続的移動する移動相と共に物質を精度良く分離する手法。分離に利用する担体や移動相の種類により、ろ紙クロマトグラフィーなどさまざまによばれる。

食品の安全性に関する用語集

クロマトグラフィー

混合物から特定の成分を分離・精製する方法で、食品中の農薬や添加物などの成分を調べる際に利用される分析手法です。固定相（紙、シリカゲル、高分子樹脂など）の表面や内部を移動相（溶剤、ガスなど）が通過すると、混合物中の各成分が物質の大きさ、電荷、吸着力などの違いで二つの相と相互作用しますが、 その作用の差で分離されるという原理です。ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、ペーパークロマトグラフィーなどがあります。