フサイワヅタ Caulerpa okamurae Weber-van Bosse
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からだは匍匐するやや細い円柱状の匍匐茎とそこから多数直立するブドウの様な房状の直立枝からなる。匍匐茎は下面から仮根を出し,砂礫や岩などの基物に付着する。直立枝は各方向に長楕円形から棍棒状の小枝を密に出す。小枝は短い柄を持ち,柄の上部で一度くびれてから小枝となる。手触りは柔らかい。生体は黄緑色~濃緑色。押し葉標本は台紙につきにくい。沖縄などに生育するクビレヅタとともに“海ぶどう”と呼ばれ食用とされることがある。
属名「 Caulerpa 」 は 女性 名詞で,ギリシャ語の「 caulos (茎)+ erpo (地を這う) 」に,種小名「 okamurae 」は人名「岡村金太郎」に由来する。
直立部の高さ: 3~20cm
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