CMバンクの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 03:19 UTC 版)
「CMバンクシステム」の記事における「CMバンクの誕生」の解説
日本におけるCMバンク第1号機は、1977年10月に札幌テレビ放送(STV)にて運用開始された。 同機は札幌テレビ放送と日本テレビ放送網(日テレ)、日本電気(NEC)の3社で共同開発されたもので、1975年8月より開発開始。運用開始の半年前の1977年4月に行われた報告会では、全国の民放関係者から大きな反響を呼んだ。それほど画期的なシステムであったのである。 札幌テレビ放送に導入されたCMバンク1号機は、6台の1インチVTRとマイクロコンピュータ内蔵の6式の映像音声切替装置、そして全体を制御するミニコンピュータで構成される編集装置と、3台の1インチVTRとCM枠をチェックする自動照合機器などで構成される送出装置からなり、フィルムCMとこの時代に増え出してきたVTRCMを分け隔てなく1本化することが出来るようになるなど、大幅に作業環境が改善された。 なお、同年には東京放送(現:TBSテレビ)にも、翌年にはフジテレビやテレビ朝日にも、同様なシステムのCMバンクが導入された。
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