BOPを構成する要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 08:22 UTC 版)
「BOP (製造)」の記事における「BOPを構成する要素」の解説
以下のような内容で構成される。 品番、型式、製品仕様、製品属性など一目で生産内容が理解できるもので、簡単に表記されることが多い。 プロセスフロープロセスフローを作成する行為を工程計画と一般的に呼ぶ。プロセスフローを工程計画データと呼ぶこともある。プロセスフローの内容は、生産するための作業手順と各作業毎の工数と必要となるリソース情報である。 主なプロセスフロー(工程計画)の内容 作業工程 アクティビティ、タスク、ジョブと呼ばれる、プロセスを管理する最小の単位。 工順(Routing=作業順序、作業手順) 作業工程間の作業の順序。先行工程と後続工程間にネットワークやコンストレイントと呼ばれる作業順番の制約を設定する。 作業順番の制約には、先行工程が終了したら後続工程が開始できるFS(Finish to Start)、先行工程が開始したら、後続工程も開始できるSS(Start to Start)や、SF(Start to Finish)、FF(Finish to Finish)がある。 工数 作業を実行するために必要な工数。工数=作業時間(段取時間+作業時間)×リソース(作業者など)数。計画作業時間、目標作業時間、見積作業時間等と呼ばれる。工程計画での、工数は、計画立案が目的のため、原価計算に使用される工数とは別の場合がある。ガントチャート上のリードタイムや期間とは別である。 リソース 作業が必要とする設備や作業者。その他に、治具や場所をリソースとする場合もある。 日程制約 材料、資材の入庫予定日や立会日等のマイルストーンなど、納期と同様に、プロセス途中の予め決められた遵守すべき日程。 図書情報 材料情報、図面、CADデータ、検査、測定情報。
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